フォルクスワーゲンが新型電動SUV「ID.4」と量産モデル「ID.3」を発表|Volkswagen
CAR / NEWS
2020年3月17日

フォルクスワーゲンが新型電動SUV「ID.4」と量産モデル「ID.3」を発表|Volkswagen

3種類のバリエーションと4種類の出力レベルを持つID.3の量産モデル

2019年春に事前予約が開始され、同年後半から生産が開始されたフォルクスワーゲンの新世代電動モデル「ID.3」。3万台限定の発売記念モデルは、現在までに3万7,000台の受注があったという。今回はその量産モデルとして「ID.3 Pure」「ID.3 Pro」「ID.3 Pro S」の3つのバリエーションが発表された。
エントリーモデルの「ID.3 Pure」は、容量45kWhのバッテリーを搭載し、フル充電での最大航続距離は330km(WLTPモード)。リアアクスルに搭載したモーターは、93kW/126psと110kW/150psの2種類の出力レベルから選択可能で、ドイツ市場での価格は30,000ユーロ未満という。
「ID.3 Pro」は、58kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は420km(WLTPモード)。出力レベルは107kW(146ps)と150kW(204ps)の2つで、価格は3万5,000ユーロ以下。
最上位の「ID.3 Pro S」は77kWhのバッテリーを搭載し、モーター出力は150kW(204ps)。フル充電での最大航続距離は550km(WLTPモード)を誇る。19インチのスポーティなアルミホイールや、Play&Pause(プレイ&ポーズ)デザインペダルなど、スポーティな装備が採用されている。
3つのモデルはすべてAC(交流)、DC(直流)、三相交流で充電でき、100kWの急速充電に対応したID.3 Proではわずか30分で290kmの走行が可能なエネルギーを充電することができるという。
インテリアには「Style(スタイル)」と「Style Plus(スタイル プラス)」、エクステリアには「Style Silver(スタイルシルバー)」と「Style Penny Copper(スタイルペニー コッパー)」という、それぞれ2つのバリエーションを用意し、ユーザーはウェブサイト上で簡単に理想のID.3をつくることが可能になっている。
また、Beats(ビーツ)サウンドシステム、ドライバー前方3~10メートルの距離に立体的に見えるAR(拡張現実)ヘッドアップディスプレー、先行車との距離を保ったり、方向指示器に応じて交通状況を確認して車線変更したりする「Travel Assist(トラベル アシスト)など魅力的なオプション装備を数多く用意した。
2020年夏からID.3がヨーロッパの道を走り始めるのに合わせて、フォルクスワーゲンは今後数年間でe-モビリティの世界的なリーダーになるため大規模な投資を開始した。20205年までに150万台の電気自動車を生産するため、ドイツ国内だけでなく、中国と米国で効率的な電気自動車工場を立ち上げた。
また、同社のユーザーがヨーロッパ全域の公共充電ステーションを利用できる“We Charage”と呼ぶ独自の充電カードを市場に導入するほか、自宅で効率的に充電できる「ID. Charger(アイティ チャージャー)」ウォールボックスを開発。さらにディーラーと協力して3万6,000カ所の充電ステーションを20205年までに設置するとしている。
問い合わせ先

フォルクスワーゲン カスタマーセンター

Tel.0120-993-199

https://www.volkswagen.co.jp/ja.html

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