アウディ が2021年に生産を開始する電動SUVクーペ「Q4 スポーツバックe-tronコンセプト」を発表|Audi
CAR / NEWS
2020年7月20日

アウディ が2021年に生産を開始する電動SUVクーペ「Q4 スポーツバックe-tronコンセプト」を発表|Audi

AUDI Q4 Sportback e-tron concept|アウディ Q4 スポーツバックe-tronコンセプト

電動SUVクーペ「Q4 スポーツバックe-tronコンセプト」を発表

アウディ は、ピュアEV「アウディ Q4 e-tron」の4ドアSUVクーペバージョンとなる「Q4 スポーツバックe-tronコンセプト」を発表した。生産は2021年に開始されるという。

Text by HARA Akira

前後重量配分50:50により、スポーティで正確なハンドリングを実現

スポーツバックのボディは全長4,600×全幅1,900×全高1,600mmで、ホイールベースは2,770mm。エクステリアは後方に傾斜してDピラーへ流れ込むルーフラインや8角形のシングルフレームグリル、左右のリアランプを結ぶ幅広のライトバンド、4本の22インチホイールを強調する1980年代のアウディクワトロモデルから継承する大型フェンダーなどが特徴。ボディカラーは明るいメタリックとパールエフェクトを組み合わせた、新しいキネティックグレーカラーをまとっている。
インテリアは、トランスミッショントンネルを持たないことによる居住性の良さと、リサイクル素材を使用したフロアカバー、12.3インチタッチスクリーンを採用したバーチャルコックピット、シフトレバーやパーキングブレーキレバーのないセンターコンソールなどで構成されている。
幅広い駆動方式と出力レベルに対応する電動専用のモジュラーエレクトリフィケーションプラットフォーム(MEB)を採用したQ4 スポーツバックe-tronコンセプトは、フロントとリアアクスルを電気モーターで駆動するハイパフォーマンスな電気駆動システム(電動クワトロシステム)を搭載している。
電気モーターの出力は、フロントが75kW/150Nm、リアが150kW/310Nmで、システム合計では225kWを発生。パフォーマンスは0-100km/h加速6.3秒、最高速度180km/h(電子リミッターによる制限)を公称する。フロア下に搭載した重量510kg 、容量82kWhのバッテリーにより、航続距離は450km(WLTPサイクル)。125kW急速充電を利用できる環境では、約30分でバッテリー容量の80%が充電できるという。
走りは、前後アクスル間に搭載したバッテリーによる理想的な前後重量配分50:50により、スポーティで正確なハンドリングを実現。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアが別体式スプリングとアダプティブダンパーを備えたマルチリンクとなる。
アウディ では、SUV版のQ4 e-tronコンセプトとともに、今回のSUVクーペバージョンの量産モデルを2021年に製造を開始。さらにコンパクトクラスからラグジュアリークラスまであらゆるセグメントで電動化攻勢を開始し、2025年までに電動化モデルの販売台数を全体の約40%にすることを目指すという。
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