ポルシェ911のトップエンドモデル「ターボS」がワールドプレミア|Porsche
CAR / NEWS
2020年3月6日

ポルシェ911のトップエンドモデル「ターボS」がワールドプレミア|Porsche

Porsche 911 Turbo S|ポルシェ 911ターボS

Porsche 911 Turbo S Cabriolet|ポルシェ 911 ターボSカブリオレ

ポルシェ911のトップエンドモデル「ターボS」がワールドプレミア

ポルシェAGは3月3日、新型911のトップエンドモデルである「911ターボS」を発表した。ボディラインアップはクーペとカブリオレの2つとなる。

Text by HARA Akira

650ps、0-200km/h加速8.9秒を誇るターボS

現行ポルシェ911カレラのエンジンをベースにしたターボSの3.8リッター6気筒水平対向エンジンは、2つのVTGターボチェージャーを搭載し、最高出力/最大トルクは先代をそれぞれ70ps(51kW)/50Nm上回る650ps(478kW)/800Nmを発生。ターボ専用8段ポルシェドッペルクルップルング(PDK)仕様では、0-100km/h加速2.7秒(先代から0.2秒短縮)、最高速度は330km/hに達するという。
新型ターボエンジンの特徴は、完全に再設計された給気冷却システム、電動調整可能なウエストゲートフラップを備えた対称レイアウトの大型VTGターボチャジャー(タービン直径55mm、コンプレッサー直径61mm)、応答性、トルク特性、エミッション挙動、吹け上がり性能に関するクルマの特性を大幅に改善するピエゾインジェクターなどを使用したことで、日常での使用とサーキットの両方で、ドライビングプレジャー、ダイナミクス、スポーツ性の完全なバランスを実現したと謳われる。
それは特に0-200km/h加速タイムに顕著に現れており、先代を1秒短縮する8.9秒をマーク。強化されたポルシェトラクションマネジメント(PTM)4WDシステムにより、最大で500Nmのトルクがフロントホイールに供給され、標準装備のPASMシャシーやダンパーも強化されている。
エクステリアは、強化されたドライビングダイナミクスに合わせてボディサイズが拡大されており、フロントアクスル上部は45mmワイドな1,840mm、リアアクスル上部は20mmワイドな1,900mmとなり、トレッドもフロントで42mm、リアで10mmワイド化されている。
フロント部はよりワイドなエアインテーク、デュアルフロントライトモジュール、ダークインサート付LEDマトリクスヘッドライトを備え、再設計した空気圧展開式フロントスポイラーと大型リアウイングがダウンフォースを15%アップ。リアはハイグロスブラックの角型ターボスタイルテールパイプが外見を引き立て、フロント20インチ(255/35)、リア21インチ(315/30)の異なるサイズのタイヤがパワーを路面に伝えることになる。
インテリアは、ライトシルバーのアクセントを組み合わせたカーボントリムを含むフルレザーとなり、911初のターボモデルとなった「タイプ930」に敬意を表したステッチを施した18ウェイスポーツシート、10.9インチPCMセンターディスプレイ、GTスポーツステアリングホイール、新ポルシェトラックプレシジョンアプリを統合したスポーツクロノパッケージ、BOSEサラウンドサウンドシステムなどで、高級感とともに気を散らすことなく迅速に操作する環境が与えられている。
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