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2020年7月17日
新型ポルシェ911ターボが日本デビュー|Porsche
PORSCHE 911 Turbo|ポルシェ911ターボ
PORSCHE 911 Turbo Cabriolet|ポルシェ911ターボ カブリオレ
新型ポルシェ911ターボが日本デビュー
ポルシェジャパンは7月16日、「新型ポルシェターボ」と「新型ポルシェ911ターボ カブリオレ」を発表し、同日から予約受注を開始した。
Text by HARA Akira
0-100km/h加速2.8秒、最高速度320km/hをマーク
ポルシェ911ターボは、1975年のデビューから45年間にわたり、実用性を備えた高性能スポーツカーのベンチマークとして君臨してきた。911ターボSに続いて新世代となった今回のポルシェ911ターボとポルシェ911ターボ カブリオレは、いずれも加速、出力、トルクにおいて先代の911ターボSに匹敵する性能を発揮するとともに、260psの3.0リッター水平対向6気筒シングルターボエンジンを搭載した初代ターボにくらべて2倍以上パワフルになったという。
新型911ターボが搭載する3,745ccの水平対向6気筒ターボエンジンは、最高出力580ps(427kW)、最大トルク750Nmを発生。ターボ専用設定の8段PDKトランスミッションと、先代に比べて40ps、40Nm増大したパワーにより、0-100km/h加速2.8秒(先代より0.2秒短縮)、最高速度320km/h(先代と同じ)をマークする。
電子制御バイパスバルブ付きシメントリカルVTGターボチャージャーと、最適化したインタークーラーシステム、ピエゾインジェクターの採用により、応答性、パフォーマンス、トルク特性、吹け上りが向上したとうたわれる。
シャシーとボディはさらにワイドになり、フロントアクスルは、42mm拡大したフロントトレッドと新しい20インチ255/35タイヤによって、いっそう正確に操舵できるようになった。4輪をアクティブ制御するPTMが、フロントホイールにより多くのパワーを伝達する一方で、10mm拡大したリアトレッドとフロントより1インチ大きな21インチホイールに装着する315/30タイヤによって、アクティブ操舵されるリアアクスルのトラクションが増えている。
改良したブレーキシステムは、いっそうパワフルになり、標準装備するレッドの固定式キャリパーによって識別することができる。フロントのねずみ鋳鉄製ブレーキディスクは、直径が408mm(先代モデルより28mm増)、厚さが36mm(同2mm増)、リアには、厚さ30mm、直径380mmのブレーキディスクを備えている。
スポーツエグゾーストシステムは、911ターボに初めてオプションとして用意。また、2種類のシャシーバリエーションを新たに設定し、標準装備のPASMシャシーは、スポーツ性重視から快適性重視まで幅広く対応。一方、より硬く、車高が10mm低くなる電子制御のPASMスポーツサスペンションは、新型911ターボにさらなる俊敏性をもたらすという。
価格は911ターボが2,443万円、911ターボ カブリオレが2,731万円
エクステリアは、新しいシャシーを収めるためにフロントホイールでの車幅を45mm拡大して1,840mmになる一方、新しいボンネットの印象的なプレスラインが、クルマのスポーティな性格を強調している。路面を照らすのは、標準装備のPDLS Plus付きLEDヘッドライト。リアアクスルでのボディの幅は、ちょうど1,900mm(20mm増)になっている。
これら以外にも、電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リアスポイラーを備える強化されたアダプティブエアロダイナミクスが目を引く。また、911ターボの大きな特徴であるリアサイドパネルのエアインテークは、以前の冷却用空気の代わりに処理空気を取り込むようになり、インタークーラーは、エンジンフード下のエアフローの中に直接配置される。リアは、LEDテールライトを備える連続的なライトバーと、シルバーのトリムストリップ付きの新しいエンジンフードルーバーグリルで構成される。
クルマの外観とパフォーマンスは、オプションのライトウェイトデザインパッケージとスポーツパッケージによってさらに研ぎ澄まされ、クーペ用のライトウェイトデザインパッケージでは、軽量フルバケットシートの採用、リアシートの廃止、および遮音材の削減により車両重量を30kg軽減しているという。
インテリアは、ポルシェ アドバンストコックピットとダイレクトタッチコントロールを装備した911カレラのインテリアに相当。PCMのセンタースクリーンは10.9インチになり、その新しい構成によって素早く気を散らさずに操作できるとのこと。
また、豊富な装備リストには、14-way電動スポーツシート、スポーツクロノパッケージ、シフトパドルおよびマルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、パワフルなBOSEサラウンドサウンドシステムなどを含んでいる。さらに、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmester®ハイエンドサラウンドサウンドシステムなどを含む多数のオプションが用意されているという。
日本仕様の911ターボおよび911ターボカブリオレには、サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、ヒートシーター(フロント)など他マーケットではオプションとなる多くの装備を標準で搭載。価格は911ターボが2,443万円、911ターボ カブリオレが2,731万円となっている。
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