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2022年7月15日
メルセデス、BEV第3弾となる「EQB」を発売|Mercedes Benz
Mercedes Benz EQB|メルセデス・ベンツ EQB
メルセデス、最大7人乗りのBEV「EQB」を発売
メルセデス・ベンツ日本は、BEV(バッテリーEV)第3弾となる最大7人乗りの「EQB」を発表。販売を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
66.5kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航続距離は最大520kmを記録
全長4,685×全幅1,835×全高1,705 mmと、日本の道路環境下でも取り回しのしやすいサイズでありながら、2,830mmというロングホイールベースを生かし、最大7人が乗れるBEV「EQB」がメルセデス・ベンツから誕生した。
パワートレインは2種類。フロントアスクルに新設計の永久磁石同期モーターを搭載し、前輪を駆動する「EQB 250」と、フロントとリアに永久磁石同期モーターを1基ずつ配したAWDモデル「EQB 350 4MATIC」が用意された。
永久磁石同期モーター内の交流モーターのローターには、複数の永久磁石が取り付けられ、この磁石がステーター巻線内の交流の回転電場に追随することでローターが回転。この方式により、高い出力密度や効率、出力定常性を実現するという。
「EQB 250」の最高出力は、140kW(190ps)、最大トルク385Nmを発生。「EQB 350 4MATIC」は215kW(292ps)、520Nmを発生。
バッテリーはいずれも66.5kWhのリチウムイオン電池を前後アスクル間のフロア部に搭載。また、空気の流れをスムーズにすることで航続距離を延長すべく、アンダーボディパネルやルーフスポイラーなどに改良を施し、Cd値は最小で0.28となり、WLTC航続距離は「EQB 250」が520km、「EQB 350 4MATIC」が468kmを記録した。充電は6.0kWまでの交流普通充電と100Wまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応する。
エクステリアは、前後のオーバーハングが短く、タイヤをボディの四隅に配して居住空間を最大限確保するという機能的パッケージを大切にしながら、都市型SUVらしいスタイリングを演出。EVを展開するメルセデスEQ独自のデザイン言語もLEDリアコンビネーションランプなどに取り入れられた。
室内は、高い車高と長いホイールベースを生かした広い空間が出現。2列目シートは140mm調節が可能な60:40分割の前後スライド機能を備えており、後ろにスライドさせて広いレッグスペースを設けたり、前にスライドして積載性を向上させることも可能だ。
また、安全上の理由から対応身長165cm以下となっているが、3列目も用意。3列目シートを使用しない場合は、折りたたんでラゲッジスペースとしても利用できる。
安全装備もステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きで安全運転に寄与する「インテリジェントドライブ」を標準装備した。
価格は「EQB 250」が788万円、「EQB 350 4MATIC」が870万円となる。
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