ベンテイガの最上級ロングホイールモデルが登場──キーワードは“ウェルネス”|Bentley
CAR / NEWS
2022年5月12日

ベンテイガの最上級ロングホイールモデルが登場──キーワードは“ウェルネス”|Bentley

Bentley Bentayga Extended Wheelbase|ベントレー ベンテイガ エクステンデッド ホイールベース

ベンテイガの最上級ロングホイールモデルが登場

ベントレーは、ラグジュアリーSUV「ベンテイガ」に、ロングホイールを採用した最上級グレードとなる「エクステンデッド ホイールベース(EWB)」モデルを導入すると発表した。

ホイールベースを180mm伸ばしてよりラグジュアリーに、より快適な空間に

Text by YANAKA Tomomi

2015年に誕生し、現在は2代目となったベンテイガに「ウェルネス」をキーワードとした最上級グレードとなる新モデル「エクステンデッド ホイールベース(WEB)」が誕生する。
最大の特徴となるのが、180mm伸張されたホイールベース。もともと2,995mmだったホイールベースは3,175mmへと延長され、ボディ全長は5,322mmに。ホイールベースを伸ばした分リアドアが長くなり、キャビンスペースも拡大し、よりラグジュアリーな雰囲気が高められた。
シートは4シート、5シートに加え、ロングホイールを生かした4+1シートも用意。「ウェルネス」を掲げるのにふさわしく、中でもリアシートを「リラックス」モードにすると、40度までリクライニングでき、それと同時に助手席がモーター駆動で前方に移動。助手席後部からレザーのフットレストが登場し、ゆったりと横になることも。
一方で、「ビジネス」モードにするとリアシートがいっぱいまで起き上がり、移動中でも快適に仕事をする環境が出現する。これらの操作はベントレー独自の携帯型デバイス、タッチスクリーンを介して操作できるほか、ドアポケットの操作スイッチでも可能だ。
温度管理も「シートオートクライメート」により自動で行われ、設定温度は6段階から選択。シートクッションとバックレストのそれぞれで、乗員と接触している箇所の温度と表面湿度が測定され、設定温度となるようヒーターとベンチレータが調節されるため、乗員それぞれに合わせた快適な温度にすることができ、ひいては疲労やイライラが軽減され、安全なドライブにつながるとベントレーでは謳う。
また、もマッサージポケットを使用し、血流の滞りや疲労の蓄積を防ぐほか、リアドアアームレストとセンターアームレストにもヒーター機能が加えられた。
このほかにもキャビンが延長されたため、後席乗員の利便性向上と人間工学の観点からフロントセンターコンソールの設計を見直し、後席まで延長。タッチスクリーンリモートにアクセスしやすくするとともに、スマートフォン用ワイヤレス充電クレードルと新設計のエアベントなどが追加された。
パワーユニットは、4.2リッターV8ターボエンジンを搭載。8段ATを組み合わせるとともに「ベントレーダイナミックライド」を標準装備し、最高出力550ps、最大トルク770Nmを発生。最高速度は290km/h、0-100km/hは4.6秒を記録する。
さらに、乗員が感じる振動もウェルネスを左右するキーファクターであるという考えから、ベントレーのラグジュアリーグランドツアラー「フライングスパー」に初搭載された「エレクトロニックオールホイールステアリング」も採用。揺れを低減するとともに、低速時にはホイールベースの短縮効果により、回転径が小さく取り回しがしやすくなるほか、高速安定性にも寄与するという。
ベンテイガEWBは本国イギリスなどで2022年後半の発売を予定してるが、日本への導入時期や価格などは未定だ。
問い合わせ先

ベントレーコール
Tel.0120-97-7797
https://www.bentleymotors.jp/

                      
Photo Gallery