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2022年2月10日
アルファロメオ、コンパクトSUV「トナーレ」を発表|Alfa Romeo
Alfa Romeo Tonale|アルファ ロメオ トナーレ
アルファロメオ、コンパクトSUV「トナーレ」を発表
伊アルファ ロメオは2月8日(現地)、小型SUVの新型「トナーレ」を発表した。搭載するパワートレレインは、プラグインハイブリッド(PHEV)、48Vハイブリッド、ディーゼルなど多彩で、車名の「トナーレ」は同社のSUV「ステルヴィオ」と同様に、イタリア・アルプスの峠の名称を受け継いだものだ。
Text by HARA Akira
アルファ伝統のデザインを採用
トナーレのボディは全長4.53×全幅1.8×全高1.6メートルというコンパクトなサイズ。若く、都会的でアクティブなユーザーをターゲットとしたトナーレは、傑出した、官能的かつ未来指向のデザインが特徴だ。5ホールの「テレフォンダイヤル」ホイール、「テレスコピック」インストルメントパネル、3スポークスポーツステアリングホイール、サインカーブ(正弦波)ヘッドライトなどがそれで、今後のアルファ ロメオ・モデルの基準となるデザイン言語を採用。
またアルファの伝統を引き継ぐものとして、リアからヘッドライトまで走る「GTライン」は、そのワイドでエレガントなボリューム感とともに、ジュリアGT や8Cコンペティツィオーネなどのアイコンモデルを想起させる。
フロントには、他に類を見ない「Trilobo」シグネチャーを採用し、中央にはアルファ ロメオを象徴する「Scudetto」(盾)を装着。フルLEDアダプティブ・マトリックスを備えた新しい「3+3」ヘッドライトは、SZザガートやプロテオ・コンセプトカーの誇り高いスタイルを連想させる。
多彩なパワートレインでは、まずトップパフォーマンスモデルの「プラグインハイブリッドQ 4」は、フロントを駆動する1.3リッター「マルチエア」ガソリンターボエンジンと、リアを駆動する電気モータの組み合わせで、総合出力275hpを発生。0~100km/h加速はわずか6.2秒で、電動モードでの走行可能距離は、市街地サイクルで最長80km(複合サイクルでは60km以上)となり、同じセグメントでのクラス最高値を実現した。7.4kWの急速充電器を使用した場合、バッテリーを完全に充電するまでの時間は、わずか2.5時間という。
ハイブリッドは2種類が用意され、160hpを発生するハイブリッドGTV(可変ジオメトリーターボ)エンジン搭載車は、7段アルファ ロメオTCTデュアルクラッチ・トランスミッション、48Vの主電源システム、15kW/55Nmを発生する「P2」電気モーターの組み合わせ。1.5リッターガソリンエンジンは停止した状態でもEV走行が可能で、このトランスミッションは、低速時、駐車、クルージング時にピュア電動モードによる走行を可能にしている。
また、同じ7段アルファ ロメオTCTデュアルクラッチ・トランスミッション、48V「P2」モーターを搭載した、130hpのハイブリッドバージョンも用意される。
さらに、1.6リッターの排気量から130hpの最高出力と320Nmの最大トルクを発生するディーゼルエンジンと6段アルファ ロメオTCTデュアルクラッチ・トランスミッション、前輪駆動システムを組み合わせたバージョンも、発売当初からラインナップされる予定だ。
発売記念エディションである「EDIZIONE SPECIALE」は、専用サイトで4月から受注を開始するとアナウンスされている。
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