CAR /
NEWS
2020年9月1日
ボルボ、全てのモデルを2020年内に電動化へ|VOLVO
VOLVO|ボルボ
ボルボ、全てのモデルを2020年内に電動化へ
ボルボ・カー・ジャパンは、2020年内にボルボの全ての国内販売モデルから内燃機関のみの車両を無くし、全てのモデルをプラグインハイブリッドもしくは48Vハイブリッドとすることで、電動化への第一段階を完了すると発表した。
Text by HARA Akira
ボルボ初の電気自動車「XC40 Recharge Pure Electric」を2021年内に国内へ導入
ボルボによると、8月25日にXC40のプラグインハイブリッドモデルを導入したことにより、全てのモデルにプラグインハイブリッドモデルを設定。また、年内にプラグインハイブリッドモデル以外の全てのガソリンエンジン車を48Vハイブリッドモデルとすることで、国内で販売するボルボ車の電動化の第一段階が完了することになる。
また、ボルボ・カーズでは、電動化を推進する象徴的位置づけとして新しいプロダクトラインとなるRecharge (リチャージ)を設定。「Recharge = 外部充電可能」という意味から、電気自動車(BEV=バッテリー エレクトリック ビークル)とプラグインハイブリッド車の呼称としてこれを使用するという。それに伴い、従来プラグインハイブリッドモデルの呼称として使用していたTwin Engineという名称は廃止され、今後はRecharge Plug-in hybridとなる。
さらに電動化の次のステップとして、ボルボブランド初の電気自動車(BEV)となる「XC40 Recharge Pure Electric」を2021年内に国内へ導入する予定だ。
今回各モデルに導入する48VハイブリッドパワートレーンであるB4 / B5(B5パワートレーンは一部モデルで、2020年4月23日より導入済み)/ B6は、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジンの動力補助を行うハイブリッドシステムを搭載。
エンジン本体にも改良が施され、約90%ものパーツが新設計となり、徹底したフリクションロスの低減やCDA (シリンダー・ディ・アクティベーション:気筒休止) システムを導入し、48Vハイブリッドシステムとともに、実用域での燃費を向上させたという。
ボルボ・カーズでは、今後5年間で電気自動車(BEV)を5車種導入する計画で、2025年までに世界販売台数の50%を電気自動車(BEV)、残りをハイブリッド車(PHEV、48Vハイブリッド)とする目標を掲げている。
また、2040年までにクライメートニュートラル企業になることを目指しており、車両の電動化のみならず、開発、生産やサプライチェーンにいたる、全ての企業活動において環境負荷を低減しサステイナビリティを推進。ボルボのコアバリューである「安全」に加え、「環境への配慮」をより強く推進することで、ボルボのブランド価値とユーザーにとっての価値を最大化していくとしている。
問い合わせ先
ボルボ・カスタマーセンター
Tel.0120-922-662(9:00-18:00)
https://www.volvocars.com/jp