Peugeot 308 GTi|ハッチバック「308」のスポーティモデル登場
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2015年4月3日

Peugeot 308 GTi|ハッチバック「308」のスポーティモデル登場

Peugeot 308 GTi|プジョー 308 GTi

「308」ハッチバックにスポーティモデルが仲間入り

ハッチバック、ステーションワゴン、クーペカブリオレとボディタイプを3種から選べるプジョー308シリーズ。そのあらたな顔として、スポーティモデルであるGTiを発表した。

文=ジラフ

最高出力200ps、最大トルク28.0kgmを発生

今回発表された308 GTiに搭載されるエンジンは、すでに発売が開始されているRCZとおなじ、1.6リッターのツインターボユニット。

このユニットは、直噴ツインスクロールターボチャージャーと、VTi(可変バルブリフト&タイミングシステム)を組み合わせることで、最高出力200ps、最大トルクで28.0kgmを発生させる。

また、6速MTを採用することで、0-100km/h・7.7秒という動力性能を実現。さらに欧州複合サイクル燃費で14.5km/ℓ、CO2排出量159g/kmの優れた環境性能も両立しているのがこのモデルの特徴だ。

外観上の特徴はリアスポイラー、クロムエキゾーストパイプ、18インチホイールが装備され、インテリアではアルミのフットレスト、シフトノブ、革巻きのスポーツハンドルの採用があげられ、ホットハッチらしいスポーティな仕上がりとなっている。

このニュー308GTi、フランス本国では6月10日からの販売が予定され、価格は2万6900ユーロ(約305万円)に設定されているという。

BRAND HISTORY
フランスを代表するブランドのひとつで、シトロエンも傘下に収めるプジョー。大衆車から大統領専用車まで手がけるフルラインメーカーで、かつルマン24時間レースや世界ラリー選手権に積極的にかかわっている。

プジョーが自動車製造をスタートしたのは1890年。ゴットリープ・ダイムラー世界最初の内燃機付き自動車(のちのメルセデスベンツ)を開発した10年後に、エンジン供給を受けるなど、早くから自動車製造に積極的だった。

製品づくりは堅実で、奇をてらうことなく、オーソドクスなモデル開発を続けてきたのもプジョーの特徴。イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナとの関係が深く、エレガントなデザインもプジョー車の魅力にあげられる。

日本ではディーラー網が小さかったり、オーソドックスな作りで比較的地味だったりしたため、知るひとぞ知るブランドだったが、1986年導入のスポーティなハッチバック205GTIでプジョー人気に火がついた。その後、VWゴルフをターゲットにすえた306、307で大きく市場を拡大した。とりわけ女性に人気が高い都市型商品として注目された。

商品企画力もプジョーの特徴で、現在多くなったCC(クーペ・カブリオレ)というメタルトップを使ったオープンモデルの導入も積極的だった。

プジョー車が市場で販売を伸ばしてきた背景には、もうひとつ、モータースポーツへの積極的なかかわりと、そして実際に好成績を記録してきたことがある。世界ラリー選手権では、1985年と86年、そして2000年、01年、02年とタイトルを獲得。ルマン24時間レースでは90年代に2回、そして2009年に総合優勝を果たしている。2009年はディーゼルエンジン搭載のマシンだった。

2010年6月時点での日本におけるラインナップは、207(ハッチバック、ステーションワゴン、クーペカブリオレ)、308(ハッチバック、ステーションワゴン、クーペカブリオレ)、407(セダン、ステーションワゴン、クーペ)。6月にはあらたにクロスオーバーコンセプトの3008が、秋にはスポーティなコンパクトクーペRCZがラインナップにくわわる。

           
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