エルメネジルド ゼニアとコラボした、特別なクアトロポルテ|Maserati
CAR / NEWS
2015年1月23日

エルメネジルド ゼニアとコラボした、特別なクアトロポルテ|Maserati

Maserati Quattroporte Ermenegildo Zegna Limited Edition
マセラティ クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション

エルメネジルド ゼニアとコラボした、特別なクアトロポルテ

マセラティ ジャパンはエルメネジルド ゼニアとのコラボレーションで実現した「クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド・エディション」を発表した。世界限定100台で、そのうち12台が日本に導入される。価格は2,106万円。デリバリー開始は2014年12月を予定している。

Text & Event Photographs by UCHIDA Shunichi

ゼニアはファッション界のマセラティ

マセラティ ジャパンは、イタリアのファッションブランド「エルメネジルド ゼニア」とコラボレーションした特別限定モデル「クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション」の国内導入を発表した。これをもって、国内における一連の100周年イベントは終焉を迎え、あらたな100年へ向け第一歩を踏み出した。

昨年秋にフランクフルトモーターショーで公開されたマセラティ「クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション」は、それぞれの会社の歴史やブランドのもつ価値観、ユーザーにたいする考え方がとてもちかかったこと、そして何よりも会社のトップ同士に交流があったことから実現したクルマである、とマセラティジャパン代表取締役社長のファブリッツィオ・カッツォーリ氏は説明する。そして、「ファッション、とくにテーラーメイドの世界でゼニアはマセラティに例えられるほどだ」と述べた。

限定車のベースは、最高出力390kW(530ps)、最大トルク710Nmを発揮する3.8リッターV8エンジンを搭載したトップグレード「クアトロポルテ GTS」。ボディには超微細粒子のアルミニウム顔料により、なめらかで純度の高い金属のような質感の特別なカラー「プラチナム シルク」を纏い、デザインはベースモデルと共通ながら、専用のカラーとなるホイールやポリッシュ仕上げのブレーキキャリパーが装備される。さらにBピラーにはスペシャルエディションの証となるプレートが取り付けられる。

Maserati Quattroporte Ermenegildo Zegna Limited Edition|マセラティ クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション 021

Maserati Quattroporte Ermenegildo Zegna Limited Edition

Maserati Quattroporte Ermenegildo Zegna Limited Edition|マセラティ クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション 023

Maserati Quattroporte Ermenegildo Zegna Limited Edition

コラボレーションの真骨頂はインテリアにあらわれている。インテリアカラーは、新色のモカ系カラーであるテスタ ディ モーロ(ダーク ブラウン)と、ライトグレーステッチとサッビア・レザーを融合させたグレージュで統一。シートはプレミアムレザーとファブリックで構成される。そのファブリックは、イタリアのトリヴェロにあるゼニアのウール工場で特別に生産されたものだ。

その他ゼニアのスーツの裏張りに布製のラベルが縫い付けられているように、サンバイザーの裏に目立たぬようにそのラベルが取り付けられている。また、フロアマットも専用品だ。そして、センターコンソールには、“One of 100”と書かれたプレートが貼られ、このクルマが特別モデルであることを主張する。

もうひとつ大きな特徴がある。それは。スカーフやサングラスをはじめ、ブランケット、スーツケースなど19アイテムの特別なオーナーズキットが用意されるのだ。そこにはゼニア店舗で使用可能な1,000ユーロ相当のクーポンも含まれる。カッツォーリ氏によると、このオーナーズキットは合計で100万円相当になるという。

Maserati Quattroporte Ermenegildo Zegna Limited Edition
マセラティ クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド エディション

エルメネジルド ゼニアとコラボした、特別なクアトロポルテ (2)

マセラティ100周年の2014年を振り返る

ことしは、1914年12月2日にイタリアのボローニャで創立してから、マセラティが100年を迎えた年にあたるのは、いままでイベントリポートを通じてお伝えしてきたとおり。世界各地で記念イベントが開催され、なかでもボローニャからトリノで開催されたイベントには、200台を超える新旧マセラティと1,000人以上が来場した。

日本においても、東京の増上寺にて100周年記念イベントが開催されたほか、御茶壷道中を再現して、東京から京都までのパレードランを実施。京都清水寺にてお茶や茶器などを奉納し、ガラコンサートなどを開催した。あわせて、グラントゥーリズモとグランカブリオの100周年記念限定モデル「センテニアル エディション」も発表された。

そしてマセラティは、次の100年にむけて、良好な業績も強調する。2010年に発表したコミットメントで、創業101年めにあたる2015年までに世界販売台数5万台(当時の2010年の実績は9,800台)を掲げるなか、2013年の実績は2万台以上を達成。そして今後の見通しとして、カッツォーリ社長は「2013年の世界のラグジュアリーカー市場は、クーペ、フルサイズセダン、フラッグシップセダン、SUVとわけられ、その中でSUVのみマセラティが進出していないセグメントです。今後はそこへ「レバンテ」を投入し、コミットメントを目指します」と、SUVモデルの登場がちかいことを示唆した。

Maserati GranCabrio MC Centennial Special Edition|マセラティ グランカブリオ MC センテニアル スペシャル エディション

Maserati GranCabrio MC Centennial Special Edition

Maserati Ghibli|マセラティ ギブリ

Maserati Ghibli

消費税アップがあった日本でも、2013年の492台にたいしことしは1,300台が見込まれているという。これには、クアトロポルテギブリといった新型の導入にくわえて、クアトロポルテユーザー向けのコンシェルジュサービスやファイナンスプログラムの開始なども要因として挙げられている。そして今後、国内市場をさらに伸ばすため、ディーゼルエンジンを搭載したギブリの日本への導入を計画しているという。

もちろん、販売だけではなく、イベントやウェブをつうじてオーナーとのコミュニケーション強化もはかる。その一環として、アメリカ、ヨーロッパ、中東、中国を転戦しチャンピオンシップを競うワンメイクレース「マセラティ トロフェオ」が、来年には初めて日本にやってくる。

世界でも日本でも急激にマーケットを成長させているマセラティ。顧客満足度向上への積極的な取り組みにくわえ、ディーゼルモデルも投入することで、2015年はさらに市場拡大を図る意気込みだ。

マセラティ コールセンター

free15 0120-965-120

           
Photo Gallery