特集|イタリアンラグジュアリースポーツ、マセラティの100年
MASERATI CELEBRATES 100 YEARS
特集|イタリアンラグジュアリースポーツ、マセラティの100年
第一次世界大戦がはじまった1914年、創業者アルフィエーリ・マセラティによって、イタリア・ボローニャに誕生したマセラティ。かつてアルファロメオやフェラーリなどとサーキットでしのぎを削った名門は、いまもイタリアを代表するスポーツカーブランドとして現代に生きる。この世紀の節目に、マセラティというクルマにあらためてフォーカスしたい。
マセラティで闘った偉大なるヒーロー
1970年代のF1を舞台にした映画「RUSH」のヒットは記憶に新しい。それより以前、グランプリの草創期を支えた偉大なレーシングドライバーが、ひとり、まだ存命だ。それが英国人スターリング・モス。マセラティ100周年のイベント会場で、インタビューすることが出来た。
マセラティの100年をいろどる歴史的なモデル
イタリアはモデナのエンツォ・フェラーリ・ミュージアムで開催中の特別展、「マセラティ100/純粋なるイタリアンラグジュアリースポーツカーの世紀」のオープニングに小川フミオが出席した。マセラティ創業者一族のひとり、カルロ・マセラティ氏のインタビューを交え、レポートをお届けする。
たんなる機械でない、人間的な温かみ
2013年、マセラティのスポーツサルーン「クアトロポルテ」は、初代モデル登場から50年の節目を迎えた。そして今年、創業者アルフィエーリ・マセラティによって、イタリアに誕生したマセラティは設立100周年を迎える。なぜいつの時代もマセラティは人々を魅了し続けるのか。小川フミオ氏がその魅力に迫る。
カーガイのハートをワシ掴み
イタリア語で“4つのドア”を意味する車名をもつ「クアトロポルテ」。その最新モデルに九島辰也氏が試乗した。今年5月、イタリアで開催されたヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で感じた往年のマセラティの息吹。レースで鍛え上げられたその血筋は現行モデルにも色濃く受け継がれていると、氏は語る。