マセラティ 新型クアトロポルテがジャパンプレミア|Maserati
Maserati Quattroporte GT S|マセラティ クアトロポルテ GT S
7代めへと進化した
マセラティ クアトロポルテがジャパンプレミア
登場から半世紀の歴史をもち、デトロイトモーターショー2013でフルモデルチェンジ、ワールドプレミアを飾ったプレミアムサルーン、マセラティ「クアトロポルテ」が、ついに日本に上陸した。
Text & Event Photographs by OTSUKI Takuma(OPENERS)
50周年の記念の年に登場
アメリカのデトロイトモーターショーでワールドプレミアを飾ってから3ヵ月弱。いよいよ新型クアトロポルテが日本にも上陸した。
フルモデルチェンジを受けて7代めとされる、マセラティのラグジュアリーサルーン クアトロポルテ。日本導入モデルは、今後、マセラティの主力を担うと考えられる新設計の3.8リッターV型8気筒ツインターボエンジン搭載モデル「GT S」だ。
このエンジンは、スクーデリア・フェラーリでエンジン設計を担当したエンジニアが手掛けたもの。製造は従来型と同様に、フェラーリが担当している。
デトロイトでの発表時は、この3.8リッターV8エンジンにくわえて、3リッターV型6気筒のダウンサイジングエンジン、さらに、これと組みあわされるマセラティ史上初となる4WD機構を搭載したモデルも話題となったが、今回はこちらについての発表はなかった。
スペックは、最高出力390kW(530ps)、最大トルク710Nm(72.4kgm)。全長5,262×全幅1,948×全高1,481 mm、重量1,900kgのボディを4.7秒で100km/hまで加速させ、最高速度は307km/hに達する。
組みあわされるトランスミッションは従来の6段ATから、ZF製の8段ATに変更された。また軽量化しながらも大型化したボディの恩恵で、後席のレッグルームは100mm以上、トランク容量は80リットル、先代よりもひろくなっている。
日本での販売価格は1,690万円。デリバリーは6月を予定しているという。
また、このクアトロポルテ発表の壇上で、ファブリッツィオ・カッツォーリ社長の口から、今後、登場時期は未定ながら、500万円周辺の価格帯でEセグメントセダン「ギブリ」を、また1,000万円周辺の価格帯でマセラティ史上初となるSUV「レバンテ」を発売すると明かされ、会場がどよめいていた。
MASERATI Quatroporte GT S|マセラティ クアトロポルテ GT S
ボディサイズ|全長5,262×全幅1,948×全高1,481mm
ホイールベース|3,171 mm
トレッド 前/後|1,634 / 1,647 mm
トランク容量(VDA値)|530 リットル
重量|1,900 kg
エンジン|3,798cc V型8気筒ターボ
最高出力|390kW (530ps)/ 6,500-6,800 rpm
最大トルク|710Nm / 2,250-3,500 rpm
トランスミッション|8段オートマチック
駆動方式|FR
サスペンション 前/後|ダブルウィッシュボーン / 5リンク
タイヤ 前/後|245/40 ZR20 / 285/35 ZR20
ブレーキ|ベンチレーテッドディスク
最高速度|307km/h
0-100km/h加速|4.7秒