ツインエア＋5MTのコンパクトなSUV

フィアット クライスラー ジャパンは、2012年のパリモーターショーで発表された、3代目「パンダ」の四輪駆動モデル「パンダ 4x4」を台数限定で国内に導入する。

ボディサイズは全長3,685×全幅1,670×全高1,615mmで、2013年6月に導入された前輪駆動の「パンダ」とくらべると20mm長く、15mm広く、そして65mmも高い。この車高は、そのまま乗員に高いアイポイントを提供する。あわせて、アンダーガードのついたバンパーや専用デザインの15インチ アロイホイールは専用のものが奢られ、見た目にも、乗り込んでもSUVらしさを演出する。

エンジンには、最高出力63kW（85ps）、最大トルク145Nm（14.8kgm）を発揮する、フィアット自慢の875cc 2気筒ターボ“ツインエア”を採用。組み合わされるトランスミッションは6段MTのみだ。4WDには電子式ディファレンシャルロックが採用され、スイッチで4輪のトルク配分を固定することで悪路走破性を高めることを可能とする。

また、衝突被害軽減ブレーキ「シティブレーキ コントロール」を、国内導入されたフィアット車として初めて装備。これは、レーダー監視により、30km/h未満の速度で追突の危険を察知すると、ブレーキを自動的にかけるというもの。

日本に導入されるパンダ 4x4は右ハンドルのみで、ボディカラーは3色を用意。限定340台のうち、タスカン グリーンが160台、アイスホワイト120台、そしてイタリアンレッドが60台という内訳だ。消費税込みの価格は、251万6,400円で、これは四輪駆動の輸入車としてはもっとも安いモデルだとフィアットでは説明する。

Fiat Panda 4x4｜フィアット パンダ フォーバイフォー

ボディサイズ│全長 3,685 × 全幅 1,670 × 全高 1,615 mm

ホイールベース│2,300 mm

トレッド 前/後│1,410 / 1,410 mm

車両重量｜1,130 kg

エンジン│875 cc 直列2気筒SOHC インタークーラー付ターボ

最高出力│63 kW（85 ps）/5,500 rpm

最大トルク│145 Nm（14.8 kgm）/1,9000 rpm

トランスミッション│6段MT

駆動方式│4WD

タイヤ│175/65R15

ブレーキ 前/後│ベンチレーテッド ディスク ／ ディスク

サスペンション 前｜マクファーソン ストラット

サスペンション 後｜トーションビーム

燃費（JC08モード）│15.5 km/ℓ

CO2排出量｜150 g/km

販売台数｜340台（タスカン グリーン 160台、アイスホワイト 120台、イタリアンレッド 60台）

価格│251万6,400円