フィアット パンダ 日本 発売|Fiat
Fiat Panda|フィアット パンダ
フィアット パンダ ついに日本へ
2011年、フランクフルトモーターショーにて初登場となった3代目「パンダ」。フィアットクライスラージャパンはこの「パンダ」を日本で6月1日に発売する。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
これがイタリアのコンパクトカーだ
全長3,405×全幅1,510×全高1,485mm──Aセグメントとよばれる小型ハッチバック車を代表するフィアット「パンダ」の初代モデルは、1980年から2003年まで、小変更しか受けずにつくられつづけた。
2003年には、もともと「ジンゴ」の名前で開発されていたクルマが、2代目パンダを襲名。ジンゴがSUVあるいはMPV(多目的車)としてデザインされていたため、初代の3ドアハッチバックとはちがい、背の高い5ドアハッチバックになった。この2代目パンダは、2004年にヨーロッパ カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
2011年の9月、フランクフルト モーターショーで公開された3代目は、2011年の後半から生産がはじまっており、すでに四輪駆動モデルが2012年にパリモーターショーにも登場するという展開も見せている。
今回、日本に導入となったのは、この3代目だ。全長3,650×全幅1,640×全高1,550mmと、初代とくらべれば大型化しているものの、あいかわらずの小型ハッチバックモデルであり、2代目同様、5ドアである。ベースは「500」やクライスラー「イプシロン」と共有しているが、2代目の多目的なコンセプトを受け継ぎ、通常でも225リットルのラゲッジルームは、リアシートを前方に押しこめばこれが260リットル、倒せば870リットルと、広い室内空間をもつ。
日本では、おなじみの0.9リッター2気筒ターボエンジン「ツインエア」(最高出力63kw(85ps)/5,500rpmn、最大トルク145Nm(14.8kgm)/1,900rpm)搭載モデルである「Easy」での展開となり、スタート&ストップシステム、エコモードとの切り替えスイッチを搭載。燃費は18.4km/ℓと優れる。トランスミッションは5段シーケンシャルの「デュアロジック」だ。販売価格は208万円。OPENERSでは、このパンダの試乗記の掲載も予定している。ぜひ、ご期待いただきたい。
Fiat Panda Easy|フィアット パンダ イージー
ボディサイズ|全長3,655×全幅1,645×全高1,550mm
ホイールベース|2,300 mm
トレッド 前/後|1,410 / 1,405 mm
トランク容量|225-260-870リットル
重量|1,070 kg
エンジン|875cc 直列2気筒 ターボ
最高出力| 63kW(85ps)/ 5,500 rpm[57kW(77ps)/5,500 rpm]
最大トルク|145Nm(14.8kgm)/ 5,500 rpm[100N,(10.2)/2,000 rpm]
トランスミッション|5段オートマチック(デュアロジック)
駆動方式|FF
タイヤ|185/55R15
燃費(JC08モード)|18.4 km/ℓ
CO2排出量|126 g/km
価格|208万円
*[]内はECOスイッチがONの場合