Volkswagen Golf Estate|フォルクスワーゲン・ゴルフ エステート
CAR / NEWS
2015年4月16日

Volkswagen Golf Estate|フォルクスワーゲン・ゴルフ エステート

Volkswagen Golf Estate|フォルクスワーゲン・ゴルフ エステート

経済的でクリーンなワゴン

フォルクスワーゲンは「ゴルフ エステート」(日本名:ゴルフ ヴァリアント)のビッグ・マイナーチェンジを発表した。

文=ジラフ

ゴルフ6とほぼおなじフロントフェイス

もっとも特徴的なのがそのフロントマスク。バンパーをはじめ、グリル、ボンネットなど、ほとんどのパーツを新しくすることで、日本でのデリバリーが開始されたゴルフ6とほぼおなじフロントフェイスを手に入れることに成功した。リアは従来モデルのイメージを踏襲するが、バンパーのフルカラー化、テールランプの変更などのマイナーチェンジがほどこされている。

インテリアに目を向けても、エアコンパネルをゴルフ6から流用したことや、マルチファンクションディスプレイ、シフトアップインジケーター、最新デザインの3本スポーク・ステアリングホイールを採用するなどして、新型ゴルフと同等の質感を実現している。またオプションになるが、「パークアシスト」と「リアアシスト」も新設定されているという。

エンジンは、まずガソリン仕様から、1.4リッター直4が最高出力80psと102psの2モデル、1.4リッター直4ターボ「TSI」が、最高出力122psと160psの2モデルで、計4モデルをラインナップ。ディーゼル仕様ではコモンレールターボの「TDI」が採用され、1.6リッター直4(105ps)と、2.0リッター直4(140ps)の2モデルが用意されている。

ヨーロッパでのデリバリーは9月から

環境性能では、ガソリンエンジンの122psモデルで欧州複合モード燃費15.9km/l(DSGは16.7km/リットル)、CO2排出量139g/km。160psモデルで欧州複合モード燃費15.6km/l(DSGは16.4km/l)、CO2排出量143g/kmを達成。ディーゼルでは、105psモデルが、欧州複合モード燃費22.2km/l、CO2排出量119g/km、140psモデルが、欧州複合モード燃費20km/l、CO2排出量132g/kmを記録。ちなみに、今回採用されたエンジンは、すべてユーロ5の排出ガス性能をクリア。「欧州でもっとも経済的でクリーンなワゴンのひとつ」とフォルクスワーゲンはアナウンスしている。

またグレードは、シート地を異なるタイプにするなどで差別化が図られ、「トレンドライン」「コンフォートライン」「ハイライン」の3仕様が用意される。ちなみに最上級のハイラインでは、アルカンターラとファブリックのコンビネーションとなる。ヨーロッパでのデリバリーは、9月開始予定。本国ドイツでの価格は、1万8500ユーロ(約243万円)からというから、かなりお買い得といえるだろう。

           
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