ベントレー100周年を祝う100台の限定車｜Bentley

Bentley Continental GT Convertible Number 1 Edition By Mulliner ｜ベントレーコンチネンタル GT コンバーチブルナンバー 1 エディションバイマリナー

ベントレー100周年を祝う100台のみの限定車

ベントレーは7月1日（月）、1929年に製造された伝説的な「NO.1 ベントレー・ブロワー」にオマージュを捧げるべく、「コンチネンタルGTコンバーチブル」に100台限定の「ナンバー1 エディションバイマリナー」を生産すると発表した。

Text by YANAKA Tomomi

90年前に誕生した「NO.1 ベントレー・ブロワー」を現代的に解釈

今年創業100周年を迎えたベントレー。100周年記念3部作を締めくくるモデルとして「コンチネンタル GT コンバーチブルナンバー 1 エディションバイマリナー」が発表された。

オマージュするのは、1932年に英国のブルックランズ競馬場の外周路で平均時速137マイル（220.5km/h）の記録を樹立し、その後2年にわたって破られることのなかった「NO.1 ベントレーブロワー」。これをを現代的に解釈した100台限定のビスポークモデルが登場する。

ベースは、昨年11月に登場したオープンモデルの「コンチネンタル GT コンバーチブル」。ここに90年前に誕生したベントレーの象徴ともいえる「NO.1 ベントレーブロワー」のデザインエレメントがベントレーのビスポーク部門「マリナー」の手によりあしらわれていく。

エクステリアカラーは、ドラゴンレッドIIもしくはベルーガ、ルーフカラーもクラレットかベルーガから選択可能。フロントグリルには、伝説のナンバー「1」がペイントされ、さらに18金メッキ仕様のフェンダーバッジやジュエルフィラーキャップ、オイルマッサージキャップのほか、クリケットボール仕上げ、もしくはグロスブラック仕上げの22インチMDS（マリナードライビングスペシフィケーション）ホイールが装備される。

インテリアではクリケットボールまたはベルーガをメインハイドにした新しいカラースプリットに加え、ヘリテージハイド仕様のシートおよびドアパッドには「B」のバッジがデボス加工される。このほかに、文字盤にナンバー「1」があしらわれた英国イエーガー製クロックやセンターコンソールに光の反射を抑える「ターンドアルミニウム」と呼ばれる表面加工が施されたパネルを組み込んだダッシュボードも1台1台ハンドクラフトされるという。

またローテーションディスプレイには、「No.1」モデルや歴史的なベントレーに装備されていたホイールスピナーを想起させるよう、樹脂の中に埋め込まれた小さなホイールスピナーを配置。これはレストア作業の際に取り外された実際の「No.1」モデルに使用されていたピストンを材料として鋳造された。