フェイスリフトした新型ポロ、ついに日本上陸|Volkswagen
Volkswagen Polo|フォルクスワーゲン ポロ
フェイスリフトした新型ポロ、ついに日本上陸
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、コンパクトハッチであるポロにクラス最高水準となる安全及び快適装備の搭載などのモデルチェンジをおこない、本日より販売を開始した。
Text by OHTO Yasuhiro
更なる安全性と質感の向上を狙ったモデルチェンジ
フォルクスワーゲンのコンパクトハッチバックである「ポロ」が、5年ぶりとなるモデルチェンジを受けた。今回のモデルチェンジでは、数々の先進安全装備の採用と共に、新開発TSIエンジンの搭載がトピックだ。
安全装備には、ミリ波レーダーを用いて前方の車両を検知し、衝突の危険を警告、衝突被害の軽減や回避を行うプリクラッシュブレーキシステム「フロントアシストプラス」と二次衝突を防ぐ「マルチコリジョンブレーキシステム」、ドライバー疲労検知システムなどをクラス初となる全車に標準装備した。
さらに、前方の車両との車間をレーダーで監視し、自動的に車間を調整する「アダプティブクルーズコントロール」や、リバースギア選択時に後方視界が車内モニターの映し出される「リヤビューカメラ」も初めて設定されている。もちろん、従来モデルに搭載されていた安全装備の6エアバックや横滑り防止装置ESP、エマジェンシーストップシグナルなどの基本的なアイテムは継承されている。
先述の通りパワートレインには、あらたに開発された1.2リッターのTSIエンジンを搭載。DOHC 4バルブ化され、従来の同等グレードのものより軽量でコンパクトなユニットに仕上げられた。最高出力は90ps(66kW)と控えめだが、過給で得られる最大トルクの160Nmは、1,400rpmという低回転域から発生する扱いやすいものだ。
これに7段のDSG、アイドリングストップシステム、ブレーキエネルギー回生システムを組み合わせることで、22.2km/ℓ(JC08モード)を達成。これは先代比で5パーセントの燃費向上である。
Volkswagen Polo|フォルクスワーゲン ポロ
フェイスリフトした新型ポロ、ついに日本上陸 (2)
よりゴルフに近づいた新型ポロ
ポロの特徴のひとつ、5ナンバーサイズのコンパクトなボディサイズは、従来モデルから変更はなく、新型も使い勝手はすこぶる良い。デザインはフロントマスクを一新。エクステリアでは、フロントグリルや前後バンパー、そしてヘッドライトやテールランプがリデザインされ、クロームパーツを追加するなど高級感ある装いとなった。
インテリアでは、ゴルフと同タイプのステアリングやメータークラスターを採用。ドアトリムにもクロームを装着するなど、上級モデルのアイテムも積極的に取り入れることで、質感の向上を果たしている。またシートデザインも新タイプとなった。
グレード構成は、1.2リッターのTSIエンジンに7段DSGの組み合わせた「ポロ TSI コンフォートライン」と、これに、アダプティブクルーズコントロールやアルミホイール、リヤビューカメラなど上級装備を標準採用する「ポロ TSI コンフォートライン アップグレード パッケージ」の2つが用意される。
フォルクスワーゲンによれば今後の展開として、上級モデルの「ポロ TSI コンフォートライン」をはじめ、スポーティな仕様の「ポロ ブルーGT」、そしてクロスオーバーの「クロス ポロ」など、秋以降順次導入していく予定だという。
Volkswagen Polo TSI Comfortline│フォルクスワーゲン ポロ TSI コンフォートライン
ボディサイズ│全長 3,995 × 全幅 1,685 × 全高1,460 mm
ホイールベース│2,470 mm
エンジン│1,197cc 直列4気筒DOHC インタークーラー付きターボ
最高出力│66 kW(90 ps)/4,400~5,400 rpm
最大トルク│160 Nm(16.3 kgm)/1,400-3,500 rpm
駆動方式│FF
トランスミッション│7段DSG
サスペンション 前/後|マクファーソンストラット / トレーリングアーム
タイヤ 前/後|185/60R15
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ディスク
燃費(JC08モード)|22.2 km/ℓ
CO2排出量(JC08モード換算値)|105 g/km
価格│223万9,000円(TSI コンフォートライン アップグレードパッケージは249万5,000円)
フォルクスワーゲン カスタマーセンター
0120-993-199