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2014年12月25日
現実には存在しないアウディのニューモデル|Audi
Audi fleet shuttle quattro|アウディ フリート シャトル クワトロ
現実には存在しない アウディのニューモデル
アウディは映画『エンダーのゲーム』のために、架空のニューモデル「アウディ フリート シャトル クワトロ」を生み出した。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
エンダーのゲームのためのビスポーク
アウディAGが発表した、「アウディ フリート シャトル クワトロ」はバーチャルリアリティの世界のクルマであり、物理的には存在しない。アウディとしてははじめての架空のクルマだ。「技術による先進」というモットーをつらぬき、未来の地球を舞台にしたSF映画『エンダーのゲーム』のために、デザインされた。
「映画のなかのアウディは、先進性を表象し、主人公の人生につよい影響をあたえるキーシーンに登場します。この架空世界の一部としてアウディがつかわれているのです」とはアウディの弁。
「アウディ フリート シャトル クワトロのデザイン工程は、テーラーメイドのスーツをつくるような作業でした。『エンダーのゲーム』の世界にあうようにしながらも、アウディというブランドの価値を損ねないように注意しています。結果、アウディのデザインフィロソフィーをこの映画の世界に完璧に投影できたと考えています」
いっぽう『エンダーのゲーム』のプロデューサー Linda McDonoughは「アウディは先進的なブランドで、映画になじむようにアウディらしさを表現してくれました」と語る。
『エンダーのゲーム』は、地球に侵攻してきた異星人勢力に対抗するべく、えらばれた少年、エンダー・ヴィッギンが、戦略家としての天才的な能力を発揮し、この戦争を終わらせる希望となる、という内容。
オースン・スコット・カード執筆の同名の小説を原作とした、アメリカはサミット・エンターテインメントによる映画であり、2013年11月1日にアメリカで封切られる。