アウディR8に、V10エンジン10周年を記念した限定モデル|Audi
Audi R8 V10 Decennium|アウディ R8 V10ディセニアム
V10エンジン10周年を記念した世界222台限定のリミテッドモデル
アウディは、「R8」などに搭載されるV10エンジンの10周年を記念した限定モデル「R8 V10ディセニアム」を世界222台限定で販売すると発表した。
Text by YANAKA Tomomi
ロゴプロジェクターで「Decennium」のロゴとシリアル番号を地面に投影
ラテン語で10年を意味する“ディセニアム”をの名を冠した限定モデル「R8 V10ディセニアム」。アウディが開発した5.2リッター自然吸気V10エンジンの10周年を記念したモデルだ。
5.2リッター自然吸気V10エンジンは、2009年発売のR8に初登場。そして、2015年からは第二世代となり、さらなるパワーアップが果たされたほか、インテークマニホールドに燃料噴射システムを追加することで排出ガス特性を改善。さらにシリンダー オンデマンド システムにより片バンクの5気筒を休止させることが可能になり、燃費が向上した。
登場当初の第1世代の最高出力は386kW(525ps)だったものの、最新では456kW(620ps)/8,700rpmまで引き上げられており、ピストン速度も平均26.9 m/sとF1マシンのエンジンをしのぐ数値を記録。このV10エンジンが搭載されたマシンはGT3などのサーキットなどでも活躍した。
今回の限定モデル「R8 V10ディセニアム」ではこの最新エンジンを搭載。トルクは580Nm、0-100km/h加速は3.1秒、最高速度は331km/hを記録する。
エクステリアは、R8クーペをベースに、20インチホイールと5.2FSIエンジンのインテークマニホールドのマットブロンズ仕上げでクールなスタイルを演出。インテリアはブラックは基調となり、スポーツシートのひし形のパターンステッチもグロスブラックで仕上げられるなど、エクステリア同様、スポーティな雰囲気が高められている。
また「Decennium」のロゴがセンターコンソールやドアなどに装着。ロゴプロジェクターにはロゴのほかに各モデルのシリアル番号が加えられ、地面に投影される。このほかにもR8モデル同様、アウディ バーチャル コックピットとMMIナビゲーション プラスが標準装備された。
ボディカラーは、専用カラーのデイトナ グレイ マットエフェクトのほか、スズカ グレイ メタリックやミスト ブラック メタリックなどからも選択が可能。発売は新型R8の発売と同様2019年春で、販売台数は世界222台限定。価格は22万2,000ユーロ(約2,800万円)となる。
アウディ コミュニケーション センター
0120-598-106