新しくなったメルセデスSクラス クーペ カブリオレを販売開始|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S-Class Coupe|メルセデス・ベンツSクラス クーペ
Mercedes-Benz S-Class Cabriolet|メルセデス・ベンツSクラス カブリオレ
新しくなったメルセデスSクラス クーペ カブリオレを販売開始
メルセデス・ベンツ日本は6月20日、マイナーチェンジした最高級クーペ、カブリオレの「Sクラス クーペ」「Sクラス カブリオレ」を発表し、同日から販売を開始した。
Text by HARA Akira
最新の安全運転支援システムや、環境に配慮したV8ツインターボ搭載
「Sクラス クーペ」は、安全性と快適性、効率性など自動車に求められるあらゆる要素を高次元で極め、「Sクラス セダン」と同様に「最高の自動車」を目指して開発されたスポーティクーペ。また、それをベースに開発され、2016年にW111以来44年ぶりに復活したラグジュアリー 4シーター オープンモデルが「Sクラス カブリオレ」だ。
今回の新型では、エクステリアではフロントに大型のエアインテークを備えたバンパーを採用。リアには、片側33枚の有機ELパネルをリアコンビネーション ランプに使用し、ランプ内で浮いて見えるような先進的デザインになっている。解錠・施錠時にはリア コンビネーションランプが流れるように点灯する「カミングホーム ファンクション」機能も備わる。
インテリアは、カーブを描くダッシュボードからドア、シートまで流れるようなデザインコンセプトを継承しながら、大型コックピットディスプレー、タッチコントロールボタン付きマルチファンクション ステアリング、カラーがゆっくりと変化し続けるマルチカラー アニメーションを搭載したアンビエントライト(64色)などの装備で、エレガントでエクスクルーシブな室内空間となっている。
「フレッシュネス」「バイタリティ」「ジョイ」「コンフォート」「トレーニング」の5つのプログラムで、音楽や空調、アンビエントライトやリラクゼーション機能を統合的にコントロールする「エナジャイジング コンフォート」を新たに搭載。例えば「トレーニング」を選択すると、トレーニング動画が再生され、アンビエントライトは最適な色に変えられ、空気清浄機が稼働するなど、トレーニングに最適な環境に変更されるといった具合だ。
グレードアップされたインテリジェントドライブのうち、先行車との車間を維持する「アクティブ ディスタントアシスト ディストロニック」は、停止後30秒以内であればドライバーがアクセルを踏まなくても自動で発進する自動再発進機能を新たに追加。「アクティブ ステアリング アシスト」も強化され、車線が不明瞭な場合や検知できない場合でも、周囲の車両やガードレールを検知してステアリングアシストが行えるようになった。高速道路では、ウインカーを操作すると自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」が使用できる。
さらに緊急時のステアリング操作をアシストする「緊急回避補助システム」、衝突時の衝撃音から乗員の耳を保護する「PRE-SAFEサウンド」、歩行者や交差点での車両飛び出しに自動緊急ブレーキが作動する「アクティブブレーキアシスト」が追加されている。
自動車が通信することでユーザーの利便性が向上するテレマティクスサービス「Mercedes me connect(メルセデス ミー コネクト)」では、事故や故障時にコールセンターが連絡、サポートしてくれる「安心安全サービス」、スマートフォンで車両を操作したり駐車位置が検索できたりする「快適サービス」、車内から専用ボタンを押すだけでナビゲーションの目的地設定やレストラン、ホテル等の予約を24時間365日専門オペレーターが対応する「おもてなしサービス」を実現している。
パワートレインでは、低負荷時に4気筒を休止する新型4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを「S 560」シリーズに採用。前後50:50から0:100までの範囲でトルク配分を可変し、ハイパワーを四輪に最適に配分するトルク可変型四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を装備するパフォーマンス志向の「S 63 4MATIC+クーペ/カブリオレ」、V12エンジン搭載のトップパフォーマンスモデル「S 65クーペ/カブリオレ」も用意される。
価格はクーペが1,508万円(S450 4MATICクーペ)~3,310万円(AMG S65クーペ)。カブリオレが2,175万円(S560カブリオレ)~3,470万円(AMG S65カブリオレ)となっている。