「A6 アバント」がフルモデルチェンジ|Audi
Audi A6 Avant|アウディ A6 アバント
「A6 アバント」がフルモデルチェンジ
アウディは4月11日(水)、ステーションワゴン「A6 アバント」をフルモデルチェンジし、新型を発表した。
Text by YANAKA Tomomi
48Vのマイルドハイブリッドを標準装備
2018年3月のジュネーブモーターショーで披露された「A6セダン」につづき、「A6アバント」も新型が登場した。
ボディサイズは全長4,940×全幅1,890×全高は1,470mmで、A6セダンはもちろん、「A7」などとも共通する、アウディの新たなるデザイン言語を反映しているのが特徴。ワイドで低く構えたシングルフレームグリルは、フロントエンドに存在感を与える役割を果たし、Dピラーへと伸びるルーフラインと台形の窓がサイドビューのポイントとなる。
室内は先代よりも広くなり、室内幅のみならず、リヤシートのニースペースも拡大。ラゲッジ容量も標準で565リッター、リアやシートを倒すと1,680リッターの空間が出現する。
このほかにもインフォテイメントシステムではMMIナビゲーションプラスを装着した場合、上部10.1インチ、下部8.6インチの2つのディスプレイを設置。下部ディスプレイでは空調やコンフォート機能のコントロール、テキスト入力など、スマートフォンのような操作をおこなうことができるという。
また日常会話に対応したボイスコントロールシステムは、車両に記憶されたデータとクラウドに蓄積された情報を駆使してドライバーのコマンドと質問に応答。最大7人のドライバーのプロフィールを記憶する。
パワートレインはセダン同様、48Vのマイルドハイブリッド(MHEV)システムを標準で搭載。最大12kWのエネルギーも回生することができ、リチウムイオン電池にパワーを送る。
パワートレインの詳しい発表はないものの、セダンではガソリンとディーゼルが設定されるため、同じシステムになることが予想される。
サスペンションも標準のスチールスプリングサスペンションのほかに、スポーツサスペンションや電子制御式ダンパーを備えたもの、アダプティブエアサスペンションの4種類から選択可能。またエレクトロニックシャシープラットフォーム(ECP)は、ショックアブソーバーとエアスプリングに加え、ダイナミックホイールステアリングや、高速コーナリング時に後輪の左右間で駆動トルクをアクティブに配分できるスポーツディファレンシャルも制御する。
安全装備は、エマージェンシーブレーキアシストや、静止状態から最高250km/hまで対応するアダプティブクルーズアシストを装備したほか、LEDヘッドライトも標準で与えられている。
さらにエフィシエンシーアシスタントは、効率的なアシスタンス機能をかなえるため、制限速度やカーブ、ラウンドアバウトなどを考慮しクルーズコントロールを動作。加えて、マイルドハイブリッドの制御と協調し、燃費の向上にも貢献する役割も果たす。
ボディカラーは12色用意され、Sライン エクステリアパッケージなどもオプションで選択が可能というA6アバント。日本での発売時期や価格などは未定だ。
アウディ コミュニケーションセンター
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