マセラティ「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」の2018年モデル発表|Maserati
Maserati GranTurismo|マセラティ グラントゥーリズモ
Maserati GranCabrio|マセラティ グランカブリオ
「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」の2018年モデル発表
マセラティ ジャパンは10月12日、2018年モデルとしてアップデートした4シータースポーツクーペ「グラントゥーリズモ」とオープントップモデル「グランカブリオ」を日本で初公開した。
Text by HARA Akira
空輸直後に成田空港でお披露目
2018年モデルの「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」のラインナップは、「スポーツ」と「MC(Maserati Corse、マセラティ コルセ)」の2バージョンで、4.7リッター自然吸気エンジンとZF製6段オートマチックを組み合わせたパワートレインや、インテリア素材の選択範囲は同一となる。
見直しが行われたのは、空力効率の向上と最新の歩行者安全関連規制への適合面。スタイリングに関しては、マセラティ デザインセンターがオリジナルのピニンファリーナデザインに最大の敬意を払い、全体の印象を大きく変更することは行わなかったという。
新デザインのフロントバンパーには、同社の創業100周年を記念したコンセプトカー「Alfieri」のモチーフを導入し、シャークノーズとヘキサゴングリル、サイドエアダクトのレイアウト変更などにより、エアフローの最適化とCd値の向上(0.33→0.32)を達成した。
また、Maseratiロゴが刻まれたバイキセノンヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、より安定感のあるリアバンパーデザインなどで、イタリアングランドツーリングカーの表現をさらに研ぎ澄ませている。
さらに、先代「MCストラダーレ」の後継となるMCは、20インチ トロフェオデザインのシルバーホイール、チタン製ブレーキキャリパー、フロントフェンダーの縦型エアベントなどでエクステリアを飾るほか、エアベント付ボディ同色カーボンファイバー製ボンネットを装備し、最速かつ最軽量をアピールするモデルになっている。
インテリアは、新開発の8.4インチ タッチスクリーンを組み込んだ立体的デザインのダッシュボードや、ボタン数を減らしたセンターコンソールにより、シンプルかつエレガントな印象になった。
フロントに搭載する伝統のV型8気筒4.7リッター自然吸気エンジンは、最高出力338kw(460ps)/7,000rpm、最大トルク520Nm/4,750rpmを発生。フェラーリとマセラティが共同開発し、フェラーリがマラネロでハンドメイドするこのエンジンは、コンパクトで重量わずか175kg。ウェットサンプ方式で独自のクロスプレーンクランクシャフトを採用し、鋭いスロットルレスポンスと軽快な吹け上がり、独特のエンジンサウンドを提供してくれる。その結果、最軽量のグラントゥーリズモMCでは、0-100km/h加速4.8秒、最高速度299km/hと公表されている。
今回、新型グラントゥーリズモ、グランカブリオの日本デビューの場所として選ばれたのが、なんと成田空港の飛行機格納庫(ハンガー)だった。イタリア・ミラノからマセラティロゴを機体に施したボーイング747ジャンボ機のチャーター便で最初の28台を空輸。到着から24時間以内の発表という離れ業を行ったのだ。
発表会には、着いたばかりのニューモデルのオーナーやマセラティを愛するユーザーが集まり、日本の到着と発表をお祝いしたという。
価格は、グラントゥーリズモのスポーツが1,890万円、MCが2,216万円。グランカブリオのスポーツが2,000万円、MCが2,175万円となっている。
マセラティコールセンター
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