アウディが新型「RS4アバント」をIAAで初公開|Audi
Audi RS4 Avant|アウディ RS4 アバント
アウディが新型「RS4アバント」をIAAで初公開
アウディは9月12日、第67回フランクフルト国際モーターショーで、高性能スポーツワゴンの新型「RS4アバント」を世界初公開した。
Text by OPENERS
450ps、600Nmの2.9リッターV6を搭載
新型アウディ「RS4アバント」が搭載するのは、最高出力331kW(450ps)、最大トルク600Nm/1,900-5,000rpmを発生する2.9リッターのTFSI V6ツインターボ エンジンだ。最大トルクは先代RS4アバントに比べて170Nmも増加した強力なものとなり、8段ティプトロニックトランスミッションを介してクワトロフルタイム4WDシステムを駆動する。
この結果、0-100km/h加速4.1秒、最高速度250km/h、オプションのRSダイナミックパッケージ選択時には、最高速度時は280km/hというA4ファミリーのトップモデルにふさわしい高性能を発揮する。
一方、新欧州複合燃費(NEDC)は8.8ℓ/100km(およそ11.4km/ℓ)、CO2排出量199g/kmを記録し、先代モデルから燃費で17パーセント改善した。車両重量が先代から80kg軽い1,790kgに抑えたのも、これらに影響していると思われる。
足回りでは、RSサスペンションを標準装備することで、ノーマル「A4」(スポーツサス付き)より7mm低い車高となり、さらに高性能なダイナミック ライド コントロール(DRC)を採用したRSスポーツサスペンション プラス、セラミックブレーキ、専用ダイナミックステアリングをオプション装着することができる。
Audi RS4 Avant|アウディ RS4 アバント
アウディが新型「RS4アバント」をIAAで初公開(2)
Audi exclusiveでより細かいリクエストにも対応
新型RS4アバントのエクステリアは、RS特有のハニカムパターン エアインテークやシングルフレーム グリル、ホイールアーチが30mm幅広くなる「quattroブリスター」で精悍なイメージを創出。リアはRS専用のディフューザーインサート、オーバルテール形状のエキゾーストパイプ、ルーフスポイラーで個性的なスタイルを演出した。
ボディカラーの「ノガロ ブルー パール エフェクト」は、1999年の初代RS4アバントを彷彿させるもので、「Audi exclusive」からオプションで提供されるものとなっている。ホイールは標準で19インチ、オプションで20インチが選択可能だ。
インテリアは、キャラクターを反映して精悍なブラックで統一。RSスポーツシート、フラットボトムのスポーツ ステアリングホイール、シフトゲート、照明付きドアトリムには、RSエンブレムを装着。アウディ バーチャルコックピットとヘッドアップディスプレーにはRS専用のデザインと機能を採用し、Gフォース、タイヤ空気圧、トルク値などを表示可能にした。
グロスブラック仕上げ、アルミ製アタッチメント付きカーボン仕上げ、ブラックアタッチメント付きカーボン仕上げなど豊富なスタイリングパッケージを用意してカスタマイゼーションの可能性を広げるとともに、「Audi exclusive」を通して顧客の特別なリクエストに対応できるのも新型の特徴だ。
アウディスポーツのステファン・ヴィンケルマンCEOは、「新しいRS4アバントは、圧倒的なパワーと日常ユースでの使い勝手を完璧に融合したクルマです。中国市場ではセグメント唯一の高性能アバントで、新たな牽引役として、アウディをさらなる成長に導いてくれるでしょう」と語り、新型への期待の大きさを表明した。