フェラーリ「812スーパーファースト」をジュネーブで世界初披露|Ferrari
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2017年3月2日

フェラーリ「812スーパーファースト」をジュネーブで世界初披露|Ferrari

Ferrari 812 Superfast|フェラーリ 812 スーパーファスト

「F12ベルリネッタ」の後継モデル、ジュネーブで発表

フェラーリは、3月9日から開幕するジュネーブモーターショーで「F12ベルリネッタ」の後継モデルとなる「812スーパーファースト」をワールドプレミアすると発表した。

Text by YANAKA Tomomi

6.5リッターV12エンジンは800psを発揮

フェラーリの新たなフラッグシップモデル「812スーパーファスト」がジュネーブモーターショーで世界初披露される。

812スーパーファストは、2012年に発表されたフラッグシップモデル「F12ベルリネッタ」と、昨年発売された799台のみの限定車「F12TdF」のレガシーを受け継ぐとフェラーリが謳うモデル。

パワートレーンは、フロントミッドシップエンジンのプロダクションモデル史上最強となる800ps/8,000rpmを発生する6.5リッターV12エンジン。最大トルクは718Nm/7,000rpmを絞り出し、トランスミッションはに特別なギヤレシオの7段デュアルクラッチを組み合わせる。最高速度は340km/h以上、0-100km/h加速は2.9秒という速さを誇る。

また812スーパーファストには、スポーツ仕様の電動パワーステアリングを採用。サイド スリップ コントロールなど、すべての車体電子制御システムと統合することで高いパフォーマンスを発揮できるという。さらに車体制御システムには、F12TdFで導入されたリアアクスル機構を進化させた「バーチャル ショートホイールベース 2.0」システムを搭載。機敏なハンドリングと応答時間の短縮に寄与するとフェラーリでは説明する。

Ferrari 812 Superfast|フェラーリ 812 スーパーファスト

Ferrari 812 Superfast|フェラーリ 812 スーパーファスト

フェラーリスタイリングセンターがデザインしたボディは、全長4,657×全幅1,971×全高1,276mmというサイズ。フロントには、アクティブフラップをはじめ、エアロデバイスクラスターを組み込み、ボディ後方には、ダウンフォースを生み出すエアロダイナミックバイパスが設けらる。

インテリアでは、レーシーかつ、無駄をそぎ落としたエレガンスを両立できるようなデザインに仕上げたという。コックピットは、人間工学に基づきさらにスポーティになったという新型シートを中心に、新ステアリングホイールやインフォテイメントシステムなどが配置された。

ボディカラーは、フェラーリの70周年を記念し、“70周年レッド”を意味する「ロッソ・セッタンタ」を纏う。価格や販売時期などは未定。まずはジュネーブでの初披露を待ちたい。

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Ferrari 812 Superfast|フェラーリ 812 スーパーファスト
ボディサイズ|全長4,657 × 全幅1,971 × 全高 1,276 mm
乾燥重量|1,525 kg
重量配分 フロント/リア|47 / 53
エンジン|6,496cc V型12気筒
最高出力|588 kW(800 ps)/8,000 rpm
最大トルク|718 Nm/7,000 rpm
最高速度|340 km/h以上
0-100km/h加速|2.9秒
燃費|14.9 ℓ/100km(およそ6.7km/ℓ)
CO2排出量|340 g/km

           
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