最新にして最強のSL65 AMG 日本上陸|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz SL65 AMG|メルセデス・ベンツ SL65 AMG
AMG45周年を記念した限定モデルも登場
最新にして最強のSL65 AMG 日本上陸
メルセデス・ベンツ日本は、最高級ロードスター「SL」クラスのトップレンジである「SL65 AMG」および、AMG45周年を記念した特別仕様車「SL65 AMG 45th ANNIVERSARY Edition」の販売を、8月29日より開始した。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
スポーツロードスターの頂点
AMG社製の6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載する「SL65 AMG」は、メルセデス・ベンツが誇る伝統のロードスター「SL」の最新にして最強のモデル。OPENERSでは、すでに「SL63 AMG」の海外試乗インプレッションをお届けしているが、さらにその上に君臨する「SL65 AMG」の発売を待ち望んでいた読者も少なくないだろう。
パワートレインは、先代とおなじく「M275 AMG」エンジンをベースとするが、ターボチャージャー、燃焼システム、吸排気システムを再設計したことで、最高出力は先代比+13kW/18psの463kW/630ps、最大トルクは1,000Nmという圧倒的パワーを手に入れた。組み合わされるトランスミッションは、先代の5段ATから7段ATとなるAMGスピードシフトプラス7G-TRONICへと進化。またメルセデスの12気筒エンジンモデルにとしては初となるスタート/ストップ機能を搭載し、燃費はおよそ17パーセントのアップ。1リッターあたりの走行距離、約8.6km(11.6ℓ/100km)を達成した。
また、他のSLモデル同様にフルアルミニウムボディシェルをはじめ、随所にカーボン素材を採用したことで、先代比で約170kgの軽量化に成功。この大幅なダイエットも、燃費向上に大きく貢献した。
エクステリアは、AMG専用デザインとなるラジエーターグリル、カーボンファイバー製のエンジンカバーにくわえ、エグゾーストエンド、鍛造アルミホイールを装着することで、いっそうスポーティかつエレガントな表情へと変化。ナッパレザーをふんだんに使用したインテリアは極めてラグジュアリーで、室内にはデンマークの高級オーディオブランドと共同開発の「Bang & Olufsen BeoSound AMGサウンドシステム」も備わる。
そのほか、スイッチ操作で明暗の切り替えが可能な「マジック スカイ コントロール パノラミック バリオルーフ」、障害物を検知し自動的にブレーキを作動させる安全システム「レーダーセーフティパッケージ」も標準で装備とされた。
そして今回の発表にあわせて、AMG45周年を記念した特別仕様車「SL65 AMG 45th ANNIVERSARY Edition」も同時に販売が開始された。世界限定45台のうち、日本へは5台が導入され、ボディは特別塗装色となるマットカラーの「designoマグノグラファイト」を採用。さらにAMGカーボンエクステリアパッケージ(フロントスポイラーリップ/トランクリッドスポイラーリップ/ドアミラー)、カーボンセラミックブレーキなど、AMGの限定モデルに相応しい装備が満載される。
なお、価格は「SL65 AMG」が3,050万円、限定モデルとなる「SL65 AMG 45th ANNIVERSARY Edition」が3,400万円と設定された。