間もなく導入される新型「3008」をひと足先に公開|Peugeot
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2016年12月6日

間もなく導入される新型「3008」をひと足先に公開|Peugeot

Peugeot 3008|プジョー3008

間もなく導入される新型「3008」をひと足先に公開

プジョー・シトロエン・ジャポンは、来年発表予定のプジョーの最新SUV「3008」を、全国のディーラーで巡回開催されるイベント“NEW SUV PEUGEOT 3008 AMPLIFIED EXPERIENCE TOUR”にて公開した。詳細なスペックや価格は改めて発表される予定だが、発売時期は2017年2月頃になる模様だ。

Text & Photographs by UCHIDA Shunichi

日本へは1.6リッターガソリンと2リッターディーゼルターボの2モデルを導入

現在非常に人気の高いSUV市場に投入すべく、プジョーの技術の総力をあげて開発したという新型「3008」。日本へは165psを発生する1.6リッターのガソリンターボエンジンと6段オートマチックの組み合わせと、180ps得る2.0リッター ディーゼルターボ“BlueHDi”に6段オートマチックを組み合わせた2モデルが導入予定だ。

ボディサイズは参考値としながらも全長4,450mm×全幅1,840mm×全高1,630mmで、現行モデルの4,365mm×1,840mm×1,630mmと比較すると、全長が若干伸ばされた以外は同じだ。ホイールベースは60mm伸ばされ後席のレッグスペースの拡大が図られた。プラットフォームは「308」に採用された「EMP2」と呼ばれる最新のものに切り替えられた。

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このプラットフォーム採用にともない、ヘッドクリアランスや肩まわりにも余裕ができた。さらに、ラゲッジスーペースは約90リッター拡大したという。

同社プロダクトマネージャーの上村学氏は、「格好だけではなく実用性もアップしている。パワートレインや軽量化ボディを生かしてSUVのパワフルなドライビングだけでなく、軽快でクイックなハンドリングにより、ハッチバックの延長のような感覚で乗れるのが大きなウリです」と説明する。

プジョーとして初めてハンズフリーの電動テールゲートもオプションとして採用。テールゲート下に足をかざすことで、テールゲートに触らずに開け閉めできるというものだ。また、電動ガラスルーフもオプションとして設定。「購入時にいろいろ選んでもらえる楽しみがあります」と上村氏は述べた。

Peugeot 3008|プジョー3008

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進化したi-Cockpit

新型3008の最大の特徴は、大幅に進化した「i-Cockpit」だ。従来のインパネまわりを一新するこのi-Cockpitは、2012年にデビューした「208」から採用されており、小径ステアリングの上からメーターを見るドライビングポジションが特徴だ。プジョーではこのメーターまわりをヘッドアップディスプレイと呼び、新型「3008」では12.3インチのデジタルタイプを採用。これにより、ディスプレイをドライバーの好みで自由に変えることが可能になった。

このディスプレイ内容はステアリング左下のボタンで操作でき、タコメーターとスピードメーター以外にも、ドライバーに必要なドライビング情報、例えばドライビング時のGを表示するモデルや、エンジンオイルの温度表示するタイプなどに自由にカスタマイズできる。上村氏は、「見た目の綺麗さと、 カスタマイズできるユニークさの両方を持ち合わせています」と語る。

Peugeot 3008|プジョー3008

Peugeot 3008|プジョー3008

また、ダッシュボードのセンターにある8インチのタッチスクリーンには、オーディオやエアコン、ナビゲーション、電話、車両のセッティング機能など、主に使用頻度の高いものの操作を集約している。そのタッチスクリーンは、瞬時の画面切替に対応できるよう、下側にトグルスイッチを用意。ドライバーはトグルスイッチで自分が見たい画面をまず選択するという構造になっている。

前述の通り、小径ステアリングも特徴の1つだ。新タイプでは 上と下をフラットにデザインし、ドライバーが座ったときの視界的な負担を軽減している。 膝まわりではわずかだが余裕が生まれ運転席に座ったときの安心感にもつながっている。

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4WDは設定なく、グリップコントロールで対応

新型3008のエクステリアデザインについて上村氏は、「フロントは垂直に切り立った大型のフロントグリルと、長めのボンネットは高めのフラットなタイプで、顔を見た瞬間に迫力が感じられるようなデザインです」と説明。ヘッドライト、リアコンビランプともLEDを採用している。

サイドビューの特徴は、「ウエストラインが非常に高く、ガラスエリアが絞り込まれていることです。その結果、ボディが大きくて重いというイメージではなく、 スポーティで加速感が感じられるようなサイドビューになっています」という。また、SUVとしてアレンジされた各プロテクターパーツは、通常よりやや幅を広めに設計し、車高の高さ感を演出している。なお、アルミホイールは全車18インチが標準だ。

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走行面においては、3008に4WDの設定はない。しかし、プジョー独自のアバンスドグリップコントロールを搭載した。ノーマル、スノー、マッド、サンド、OFFの5つのレベルが選択でき、それぞれに応じて最適なトラクションが得られるようセッティングされる。また、坂道発進時に後退を抑制するヒルデセントコントロールも今回から装備された。

安全面においては、アクティブセーフティブレーキ、 アクティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターが搭載される。

新型3008にいち早く触れられるイベントを開催

この新型3008は、実は発売前に見る機会がある。それが全国15カ所のプジョーディーラーで巡回開催される「NEW SUV PEUGEOT 3008 AMPLIFIED EXPERIENCE TOUR」だ。これは主に3つのパートで構成されており、ひとつはプジョー3008の展示。そして、まだ試乗が不可能なことから、VRを使っての試乗体験。最後はi-Padでのコンフィギュレーターだ。

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プジョー・シトロエン・ジャポンマーケッティングマーケティングマネジャーのルカ・フェネック氏は、「プジョー3008は技術の面でも運転体感の面でも革新的なモデルであり、プジョーのSUV戦略の代表でもあります。すなわち、プジョーのなかの革命といっても過言ではないのです」とし、「この革命のおかげで今までプジョーに興味のなかった新しいユーザーを獲得することができると考えています」とコメント。そして、「このくらいの革命はスムーズに浸透させていかなければなりません。そこでこのようなイベントを開催し、これまでのユーザー、そして新しくユーザーになられる(かも知れない)方にいち早く見てもらいたいのです」とその目的を語った。

NEW SUV PEUGEOT 3008 AMPLIFIED EXPERIENCE TOURはプジョー目黒からはじまり、仙台や堺などを回り、来年の3月の最終週に東京のプジョー中央で終わりとなる。

問い合わせ先

プジョーコール

0120-840-240

           
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