A4 & S4 2012年モデル日本公開|Audi
Audi A4|アウディ A4
Audi S4|アウディ S4
A4日本公開
4月3日、アウディジャパンはモデルチェンジを果たした「A4」シリーズの日本発売イベントを開催した。
Text & Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
アウディの中核モデルがついに日本登場
新型A4がついに4月3日から日本での販売を開始する。それにあわせて東京、アウディフォーラムではお披露目イベントが開催された。アウディジャパン代表取締役社長 大喜多 寛氏は、世界的にも、日本においても、アウディ車のなかで25パーセントのシェアをほこり、1972年発売のアウディ80シリーズから数えて2011年までで累計1000万台以上を販売したA4シリーズは、アウディの、ひいては世界のDセグメント車の中核であるとして、新型A4への意気込みを語った。
つづいてはドイツ本国においてA4のプロダクトマネージャーであるイェンス・ディートリッヒ・コトニック(Jens Dietrich Kotnik)氏、そしてOPENERSブログでもお馴染みの建築家 谷尻 誠氏が『モノづくりへのこだわり』をテーマとして対談。谷尻氏は、あたりまえだとおもいがちなものにたいして、それがほんとうにあたりまえなのか? と問題意識をもちつづけることが、未来のスタンダードとなるモノをつくるうえで必要であるという自身の哲学を語り、コトニック氏もそれに同意した。
そのコトニック氏の解説とともに登場した新型A4は、モデルチェンジによりA1、A5、A6と同様の顔立ちとなった。詳細は既報にゆずるが、直噴方式、過給システム、スタートストップ機能、エネルギー回生システムを日本導入の全モデルに標準搭載。パワーステアリングなどにも細かな改良をほどこすことで、先代よりもさらに低燃費を実現しているのが特徴だ。
前輪駆動モデル、4輪駆動の「クワトロ」モデル、そしてよりスポーティな「S4」の3種類での展開となり、それぞれに、セダン型とステーションワゴン型である「アバント」が存在するため、計6種類となる。このほか、同セグメントには「A5」もすでに存在し、アウディユーザーにとって、幅広い選択肢が出揃った。
今回、日本に導入されるA4 2.0TFSIのパワートレインは2.0リッター直列4気筒エンジンで、前輪駆動モデル用が最高出力132kW(180ps)、最大トルク320Nm、「クワトロ」モデル用が155kW(211ps)、350Nm / 1,500-4,200rpmとなる。S4用には最高出力245kW(333ps)、最大トルク440Nm/2,900-5,300rpmの3.0リッターV6エンジンが採用される。燃費は、前輪駆動モデルで13.8km/ℓ(JC08 モード) 14.8km/ℓ(10・15 モード)、クワトロモデルで13.6km/ℓ(JC08モデル) 14.4km/ℓ(10・15モード)、S4で11.0km/ℓ(JC08モード) 10.6km/ℓ(10・15モード)となり、それぞれ17パーセント、20パーセント、19パーセント、先代にたいして良好である。トランスミッションは前輪駆動モデルが無段変速マルチトロニック、ほかが7段Sトロニックだ。
販売価格は前輪駆動モデルで440万円、同アバントが458万円。クワトロモデルは523万円、同アバントが541万円。そしてS4が799万円、S4アバントが817万円だ。