4WDの911もターボ搭載の最新型に進化|Porsche
Porsche 911 Carrera 4 & 4S|ポルシェ 911 カレラ 4 & 4S
Porsche 911 Carrera 4 & 4S Cabriolet|ポルシェ 911 カレラ 4 & 4S カブリオレ
Porsche 911 Targa 4 & 4S|ポルシェ 911 タルガ 4 & 4S
4WDの911もターボ搭載の最新型に進化
ポルシェは、先日のフランクフルトモーターショーで公開された、新型「911カレラ」にほどこされたアップデートを、4WDの、クーペ、オープン、タルガの3モデルにも適用。日本でも、10月13日より全国で予約受付が開始された。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
RRモデルを凌ぐ加速性能
フランクフルトモーターショーで公開された、最新ポルシェ「911」。ベーシックな「911カレラ」と「911カレラS」ともに2機のターボチャージャーをそなえた3.0リッターエンジン搭載となったのが最大のポイントだ。こちらのモデルについては、すでに同乗試乗を踏まえた詳細を、河村康彦氏にリポートしていただいている。
そのおなじアップデートが、911の3つのボディバリエーションの4WDモデルにもほどこされる。すなわちクーペの「911 カレラ 4」「911 カレラ 4S」、オープンの「911 カレラ 4 カブリオレ」「911 カレラ 4S カブリオレ」、そして4WDのみが設定される「911 タルガ 4」と「911 タルガ 4S」だ。
エンジンは、RRモデルとおなじく3.0リッター水平対向6気筒ターボで、カレラ 4で最高出力272kW(370ps)、最大トルク450Nm、カレラ 4Sでは同309kW(420ps)と500Nmを発生。スポーツクロノパッケージ装着時の0-100km/h加速は、クーペのカレラ 4で先代比マイナス0.4秒の4.1秒、カレラ 4Sでは0.3秒速い3.8秒に達し、4WDがはじめてRRモデル(カレラは4.2秒、カレラSで3.9秒)を上まわった。
いっぽうで期待される燃費性能も向上しており、もっとも良好な911 カレラ 4S カブリオレと911 タルガ 4SのPDK仕様では、8.0ℓ/100km(およそ12.5km/ℓ)に抑えられる。
トランスミッションはクーペが7段MTもしくは7段PDK、カブリオレとタルガは7段PDKのみ。カレラ 4Sにはオプションでリアアクスルステアが用意されるのも、クーペモデルとおなじ。
デザインも新型カレラ911にならった小変更が実施され、そのうえにRRモデルよりも44mmワイドなリアフェンダーを強調すべく4WDモデルにほどこされるガーニッシュは3Dデザインとなり、点灯時には奥行き感が演出される。
それぞれの価格は、クーペの911 カレラ 4が1,372万円(PDKは1,437万1,000円)、911 カレラ 4Sは1,647万円(PDKは1,712万1,000円)。カブリオレは、カレラ 4で1,610万円、カレラ 4Sは1,913万円。そしてタルガのカレラ 4が1,610万円、カレラ 4Sは1,913万円。全モデル、左右ハンドル位置を選ぶことができる。
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