メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」国内導入を発表|Mercedes-Benz
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2015年10月13日

メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」国内導入を発表|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz V Class|メルセデス・ベンツ Vクラス

メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」国内導入を発表

メルセデス・ベンツ日本は、昨年2月に本国でフルモデルチェンジを果たしたMPV「Vクラス」の国内導入を発表。ミニバンが普及する日本市場に向け、専用ディーゼルエンジンや国内開発のアクセサリーなどを用意し、満を持して1月よりデリバリーを開始する。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

エンジンは日本専用設定のディーゼル

今回、日本に導入される新型Vクラスには、最高出力120kW(163ps)、最大トルク380Nmを発生する2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンのみを搭載。排気ガスから、粒子状物質除去フィルター(DPF)でPMを除去したうえに尿素SCRで化学反応を発生させることでNOxを大幅に低減させる、BlueTEC搭載のクリーンディーゼルだ。

じつはこのエンジンは本国に設定がなく、厳しい日本の規制をクリアするため、わざわざ開発したもの。トランスミッションには7段オートマチックの7Gトロニック プラスを組み合わせ、JC08モードの燃費は15.3km/ℓを達成している。

Mercedes-Benz V class|メルセデス・ベンツ V クラス

Mercedes-Benz V class|メルセデス・ベンツ V クラス

パワートレーンは1種類しかないものの、ボディバリエーションは3種類を用意。3,200mmのホイールベースに全長4,905mmのボディをもつベーシックな「V 220 d トレンド」および「V 220 d」、そこからボディを5,150mmに伸長した「V 220 d アバンギャルド ロング」、そしてホイールベースを3,430mmに伸ばし、全長も「S クラス」のロングボディより長い5,380mmとした「V 220 d アバンギャルド エクストラロング」だ。なお、いずれのボディタイプも、全幅は1,930mm、全高は1,880mmとなる。

足まわりにはフロントにマクファーソン式、リアにはセミトリレーリング付独立懸架式のアジリティ コントロール サスペンションを採用。油圧抵抗を調整して走行状況に応じた減衰力を提供するセレクティブダンピングシステムをV 220 dトレンド以外で標準搭載しており、最適な乗り心地と安定したコーナリング性能を実現したと謳う。

Mercedes-Benz V Class|メルセデス・ベンツ Vクラス

メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」国内導入を発表 (2)

自由度の高いシートアレンジ

後席シートは固定式ではなく、フラットなフロアのシートレール上に配置されるため、2列目の独立シート、3列目のベンチシートともに自由な構成が可能。いずれも本体に3点式シートベルトを備えており、取り外すことも、後ろ向きに設置することもできるので、向かい合わせにしてラウンジ的なアレンジもおこなえる。V 220 d アバンギャルド エクストラロングでは、収納式のセンターテーブルもオプションで用意される。

広大なラゲッジ容量は標準ボディで720-4,500リットル、ロングボディが1,030-5,000リットル、そしてエクストラロングでは1,410-5,500リットルを誇る。このラゲッジにアクセスするリアゲートには、狭い場所での荷物の取り出しに配慮し、ガラスハッチのみがオープンする機構もそなわる。

Mercedes-Benz V class|メルセデス・ベンツ V クラス

Mercedes-Benz V class|メルセデス・ベンツ V クラス

セーフティやコンフォート機能も最新のものを搭載しており、ドライバーの疲労度を70以上のパラメーターで検出して注意力が低下すると警告を発する「アテンションアシスト」や、背が高いボディゆえに影響を受けやすい強い横風によるふらつきを自動的に抑制する「クロスウィンドアシスト」を標準装備。さらに、レーダーによる衝突回避警告「CPA」、停止まで対応する先行車追従型オートクルーズコントロール「ディストロニック プラス」、レーンチェンジ時に死角に他車が存在することを警告する「ブラインドスポットアシスト」などを、V 220 d アバンギャルド エクストラロングで標準、ほかのモデルではオプションで用意する。

また、メルセデス・ベンツ日本では、ミニバンに目の肥えた日本のカスタマーに向け、純正アクセサリーを国内で開発。後席乗員用のリア エンターテインメントシステムや、頭上空間にネットを張って軽い小物を収納できるオーバーヘッドスペースネット、ロードバイクホルダー、そしてリアゲートに装着可能なターフ&カーテン(テールゲートテント)などを用意する。

新型Vクラスの価格は、標準ボディのV 220 d トレンドが535万円、V 220 dで620万円。ひとまわり長いV 220 d アバンギャルド ロングは695万円。そしてロングホイールベースに最長のボディをもつV 220 d アバンギャルド エクストラロングが730万円。全モデルともに、新エコカー減税および自動車グリーン税制優遇措置の対象となる。

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Mercedes-Benz V 220 d|メルセデス・ベンツ V 220 d
ボディサイズ|
  (トレンド、標準)全長 4,905 × 全幅 1,930 × 全高 1,880 mm
  (アバンギャルド ロング)全長 5,150 × 全幅 1,930 × 全高 1,880 mm
  (アバンギャルド エクストラロング)全長 5,380 × 全幅 1,930 × 全高 1,880 mm
ホイールベース|(トレンド、標準、ロング)3,200 mm、(エクストラロング)3,430 mm
トレッド 前/後|1,665 / 1,645 mm
重量|(トレンド)2,280 kg、(標準)2,370 kg、(ロング)2,420 kg、(エクストラロング)2,490 kg
エンジン|2,142 cc 直列4気筒 ディーゼルターボ
ボア×ストローク|83.0 × 99.0 mm
最高出力|120 kW(163 ps)/ 3,800 rpm
最大トルク|380 Nm(38.7 kgm)/ 1,400 - 2,400 rpm
トランスミッション|7段AT(7Gトロニック プラス)
駆動方式|FR
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 前/後|(トレンド、標準)225/55R17、(ロング、エクストラロング)245/45R18
燃費(JC08モード)|15.3 km/ℓ
最小回転半径|(トレンド、標準、ロング)5.6 m、(エクストラロング)6.0 m
トランク容量|(トレンド、標準)720-4,500 ℓ、(ロング)1,030-5,000 ℓ、(エクストラロング)1,410-5,500ℓ
最低地上高|105 mm
ハンドル位置|右
価格|(トレンド)535万円、(標準)620万円、(ロング)695万円、(エクストラロング)730万円

問い合わせ先

メルセデスコール

0120-190-610

           
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