燃費はポロファミリー最良の23.4km/ℓ

フォルクスワーゲンのコンパクト ハッチバック「ポロ」に、限定モデル「ポロ ブルーモーション」が追加される。ブルーモーション シリーズは、フォルクスワーゲンのなかでも燃料の利用効率を高めるべく、エンジン、シャシー、エアロダイナミクスなど総合的に高効率な技術を採用するモデルライン。

パワートレーンには、ブランド最小モデル「up!」由来の1.0リッター3気筒TSIターボエンジンを搭載。最高出力70kW（90ps）、最大トルクは160Nm（16.3kgm）を発揮する。組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチの7段DSG。

エクステリアでは、フロントグリル、バンパー、サイドスカート、リアスポイラーを、空気抵抗の少ない形状に変更。ホイールも風の巻き込みを低減させる専用デザインの15インチのものだ。小排気量なエンジンとあいまって、JC08モードでの燃費は、ポロ史上最良となる23.4km/ℓを実現させている。

ポロ ブルーモーションは、燃費のみならず、通常のポロでは上級グレードで装着される、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールを搭載。さらに、バイキセノン ヘッドライト、モデル名にあわせてブルーのステッチが施されるファブリックシートや、レザー マルチファンクション ステアリングも標準装備される。

日本において初のブルーモーションシリーズとなるポロ ブルーモーションは、全国300台のみの限定発売。ボディカラーはピュアホワイトのみで、価格は269万9,000円。

なお今回の発表において、フォルクスワーゲンのディーゼルエンジン問題にかんする話題にも触れられ、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの広報部では、情報を正確かつ迅速に伝えることを明言。また、新型「パサート」国内発表時に予告していたディーゼルモデルの導入については、問題視されているのが先代パサートベースの米国仕様であるため、Euro6対応の最新パサートをもとにした日本仕様は、予定どおり来年早々には販売をしたい考えだと語った。

Polo BlueMotion｜ポロ ブルーモーション
ボディサイズ｜全長 3,995 × 全幅 1,685 × 全高 1,460 mm
ホイールベース｜2,470 mm
トレッド前/後｜1,460 / 1,450 mm
重量｜1,100 kg
エンジン｜999 cc DOHC 直列3気筒 ターボ
ボア×ストローク｜74.5 × 76.4 mm
圧縮比｜10.3
最高出力｜70 kW（95 ps）/ 5,000-5,500 rpm
最大トルク｜160 Nm (16.3 kgm) / 1,500-3,500 rpm
トランスミッション｜7段DSG
駆動方式｜FF
燃費（JC08モード）｜23.4 km/ℓ
ブレーキ前/後｜ベンチレーテッドディスク / ディスク
最低地上高｜130 mm
最小回転半径｜4.9 m
ハンドル位置｜右
限定台数｜300台
価格｜269万9,000円