待望のアルファ ロメオ ジュリエッタがついに日本上陸!|Alfa Romeo
Alfa Romeo Giulietta|アルファ ロメオ ジュリエッタ
待望のアルファ ロメオ ジュリエッタがついに日本上陸!
2010年3月、ジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアを果たし、同年5月にはイタリアで発売された3代目のアルファ ロメオ ジュリエッタ。待望のこのいち台の日本での販売が、ついに正式にアナウンスされた!
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
アルファ ロメオ渾身の5ドアハッチバック
今回、日本上陸を果たした「ジュリエッタ」は、第二次世界大戦後、1954年に登場して、アルファ ロメオ社の量産車メーカーへの転身をアピールした初代、そして1977年に登場し、1985年まで生産された2代目につづく3代目。
全長4351×全幅1798×全高1465mm、ホイールベース2634mm、トレッド1555/1555mmというやや大きめのプラットフォームは“コンパクト”と名づけられ、ほかの車種の流用ではなく、完全な新規開発。高剛性シャシーには新設計のマクファーソンストラット式サスペンションをフロントに、マルチリンクの独立懸架サスペンションがリアに組み合わされ、またステアリングコラムに直接接続されたデュアルピニオン式電動パワーステアリングが良好なハンドリング感覚をもたらすという。デザインは、かつてピニンファリーナに在籍し、現在はフィアットグループのデザインディレクター ロレンツォ・マラチョッティが統括するアルファスタイリングセンターの手によるもの。Cセグメントを代表するフォルクスワーゲン「ゴルフ」のライバルにたるだけのアルファ ロメオ渾身のいち台だ。
日本導入は3モデル。さらに特別限定車も
日本に導入されるモデルには3つのグレードが設定され、最高出力170psの1.4リッター4気筒ターボエンジンがベースモデルの「スプリント(Sprint)」と、よりスポーティーな「コンペティツィオーネ(Competizione)」に、最高出力235psの1.75リッター4気筒直噴ターボエンジンが「クアドリフォリオ ヴェルデ(Quadrifoglio Verde)」に搭載される。
前者のエンジンは同社の「ミトQV」にも採用されているもので“マルチエア”とよばれる最新鋭の電子制御バルブタイミング機構が搭載され、これが6段ツインクラッチ2ペダルのトランスミッションと組み合わされることで、0-100km/h加速7.8秒、最高速度218km/hのパフォーマンスを発揮する。環境性能も高く、燃費は4.6ℓ/100km(21.7km/ℓ)、CO2排出量は134g/km。いっぽう、高性能モデルである「クアドリフォリオ ヴェルデ」のエンジンには、デュアルバルブタイミング機構、ターボラグを回避するスカベンジングコントロールシステムといったテクノロジーが搭載され、1900rpmで最大トルクである340Nmを発生。組み合わされるのは3ペダルの6段マニュアルトランスミッションで、0-100km/h加速6.8秒、最高速度242km/hだ。
注目の販売価格はスプリントが318万円、コンペティツィオーネが358万円、クアドリフォリオ ヴェルデが388万円。
またジュリエッタ日本導入を記念して2種類の限定車も2月4日から発売される。限定75台の「ジュリエッタ コンペティツィオーネ アルフィスティ」は、コンペティツィオーネの特別仕様で6段マニュアルトランスミッションを搭載。50台限定の「ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ アルフィスティ」は左ハンドル仕様。専用の18インチエアロホイールをはき、これまで「アルファ ロメオ8C」にだけ使用されていた3層仕上げのメタリックの特別色「コンペティション レッド」で塗り上げられる。価格は前者が348万円、後者が398万円だ。