メルセデス・ベンツ新型Cクラス クーペが登場|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz C Class Coupe|メルセデス・ベンツ Cクラス クーペ
メルセデス・ベンツ新型Cクラス クーペが登場
メルセデス・ベンツは、最新「Cクラス」をベースとた第3のボディバリエーション「Cクラス クーペ」を発表した。
Text by HORIUGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
あたらしいシャシーでよりスポーティに
2013年12月にフルモデルチェンジし、昨年7月には日本にも上陸した「Cクラス」をベースとする新型「Cクラス クーペ」がついに登場する。
アルミなどの軽合金をもちいることで軽量化と衝突安全性を向上した新型のボディは、先代にくらべて長さで95mm、幅で40mm拡大。ホイールベースも80mm長くとられ、室内空間の余裕に充てられた。クーペらしく長いフロントフードをもつ流れるようなシルエットは、数値のうえでもCd値0.26を達成。リアエンドは、「Sクラス クーペ」を頂点とするメルセデスの最新クーペ ファミリーに倣った造形だ。
導入時のエンジンは6バリエーションを用意。いずれも欧州の環境対応基準ユーロ6をクリアする最新ユニットで、燃費は先代比20パーセントも向上しているという。
ガソリンは、1.6リッター直列4気筒エンジンから最高出力115kW(156ps)を発揮する「C 180」をエントリーモデルとし、ほかに2.0リッター直列4気筒で出力のことなるモデルが3種類。それぞれ、「C 200」が135kW(184ps)、「C 250」は115kW(211ps)そして「C 300」では180kW(245ps)を発生する。また、SCRによる排気ガス浄化システムを搭載した4気筒ディーゼルには、最高出力125kWのものと150kWの2種類が設定された。
サスペンションはフロントに4リンク式、リアには5リンク式を採用し、軽量高剛性のボディと相まってスポーティな機敏さと高いスタビリティが謳われる。オプションとして、スポーティなコンフォータブル アジリティ コントロールサスペンションや、ダイレクト ステア システムと組み合わせて装着される強化スプリングとダンパーを奢ったスポーツサスペンションを用意。
またセダンやワゴン同様に、エアサスペンションシステム“AIRMATIC”も装着が可能だ。
カメラやセンサー等のデータを解析し運転のアシストや安全補助をを統括的におこなう機能も、最新Cクラス同様に充実しており、200km/h以下の速度までカバーする自動ブレーキなどを標準装備。さらに停止や再発進までおこなえるクルーズコントロール機能ディストロニック プラスや車線逸脱防止機能のレーンキーピングアシスト、半自動駐車を実現するアクティブ パーキング アシストなど多くの装備がオプションとして用意される。
このほか、オンラインサービスへの対応やスマートフォン連携をそなえた最新のマルチメディア、ナビと連動してトンネル内に入ると自動的に室内循環に切り替えるエアコンなど、Cクラスに準じた数かずの装備も設定される。
新型Cクラス クーペは欧州において、今年の12月からデリバリーが開始される予定だ。