FORD│フォード 東芝によるインバーターの供給
CAR / NEWS
2015年3月12日

FORD│フォード 東芝によるインバーターの供給

FORD│フォード

東芝がフォードにハイブリッド車用のインバーターを供給

東芝は、フォードのハイブリッド車やプラグインハイブリッド車に搭載するインバーターを2012年から供給すると発表した。

文=谷中朋未

2012年から生産するハイブリッド車に搭載

昨年6月、東芝はフォードのハイブリッド車、プラグインハイブリッド車に用いる駆動用モーターを2012年から提供する契約を締結。今回のインバーターとセットになることで、ハイブリッド車の基幹部品を押さえたかたちだ。

インバーターは三重県の工場に専用ラインを新設。2012年4月から生産され、生産能力は年間15万台となる。

FORD│フォード 東芝によるインバーターの供給|02

エスケープ ハイブリッド

FORD│フォード 東芝によるインバーターの供給|03

フュージョン ハイブリッド

フォードでは、これまでにもSUV「エスケープハイブリッド」や「フュージョンハイブリッド」などを発売。2012年には、欧州向けの小型ミニバン「C-MAX」をベースにしたハイブリッド車やプラグインハイブリッド車を北米市場に投入予定とのニュースも流れている。

今後、厳しくなる環境規制に向けて増加が予想されるハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車など、環境車両向けのインバーター市場は、グローバルに拡大されることが予想されている。東芝によると、市場規模は2010年の1800億円から2020年には1兆5000億円と、巨大市場に成長することが見込まれるという。

東芝では、自動車関連事業の海外展開を加速し、鉄道車両事業をふくめたモーターやインバーター、二次電池などのパワーエレクトロニクス関連事業で2015年までに8000億円の売り上げを目指している。

           
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