LAND ROVER|ランドローバー 4モデルをジュネーブで公開
LAND ROVER|ランドローバー
ジュネーブで展開される4モデルを発表
ランドローバーは、3月1日から開始するジュネーブモーターショーにおいて、プラグインハイブリッドの「Range_e」「レンジローバー・イヴォーク」「レンジローバー・オートバイオグラフィ・アルティメットエディション」「ディスカバリー4 2011年限定モデル」を展示することを発表した。
Text by OPENERS
CO2排出量89g/kmを誇る4WD
今回のジュネーブモータショーでデビューとなるのが、現在、イギリスにあるランドローバーのデザイン&エンジニアリング・センターで開発中のプロトタイプ「Range_e」である。
Range_eはレンジローバースポーツをベースに開発されたプレミアムSUVで、3リッターTDV6ディーゼルエンジン、ZF製8段ATにパラレル式のディーゼル・プラグインハイブリッドシステムを組み合わせたレンジローバー初のプラグインハイブリッド車。ゼロエミッション走行も可能となっている。
気になる環境性能は、レンジローバースポーツがCO2排出量243g/kmであるのに対し、こちらは89g/kmと、大きく向上している。ゼロエミッションでの航続距離は最大32kmで、最高速度は約193km/hという非常に優秀な数字を記録している。
イヴォークの販売価格を発表
昨年のパリモーターショーでプレミアとなった、レンジローバー史上、もっとも軽量かつコンパクトなモデル「レンジローバー・イヴォーク」は、今回のジュネーブモーターショーのプレスデーにおいて、いよいよヨーロッパ市場での販売価格が発表される。このたびのランドローバーからの発表によれば、イヴォークは、3ドアのクーペタイプと5ドアの2モデルが市場投入されるという。
このコンパクトなオフロード4WDには、内外を彩るさまざまなオプションが用意されており、とくにトリムにかんしてはコンテンポラリーな「ピュア」、ラグジュアリーな「プレステージ」、スポーティな「ダイナミック」という3つのデザインパターンから選択することができ、各バリエーションごとの装備もそれぞれ展示される。
ランドローバーのデザインディレクター、ゲーリー・マクガバンは、「クルマにオリジナルのカスタマイズをすることにたいして、多くの顧客が関心をもっている。イヴォークは、これまでのレンジローバーのデザインを刷新するという本質的な部分は確保しながらも、よりパーソナルな仕様に変えることができる」と述べた。
特別な2台の限定モデルも登場
これらのほかにも、2台の限定モデルがデビューする。その1台である「レンジローバー・オートバイオグラフィ・アルティメットエディション」は、クラフツマンシップ溢れる、史上もっとも豪華なレンジローバーだと謳われている。職人による手作業で仕上げられたレザーや、床材には豪華ヨットからヒントを得たチークを使用。そして後部座席乗員用にはiPadが標準装備される。
そこに、ラグジュアリーな空間を誇る、ブラックとホワイトがテーマの2011年版「ディスカバリー4リミテッドエディション」がくわわり、より洗練されたラインナップになっている。