RENAULT MEGANE RENAULT SPORT|ルノー メガーヌ ルノー・スポール
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2015年3月20日

RENAULT MEGANE RENAULT SPORT|ルノー メガーヌ ルノー・スポール

RENAULT MEGANE RENAULT SPORT|
ルノー メガーヌ ルノー・スポール

3代目メガーヌの先陣を切って登場

ルノー・ジャポンは、新型メガーヌ ルノー・スポールを12月16日に発表。2011年2月10日には全国のルノー正規販売店で販売を開始する。

文=松尾 大

燃焼、吸排気ともに高効率となった新世代エンジン

メガーヌ ルノー・スポールは、ルノー・スポール テクノロジー社の長年にわたるレース活動で培われたノウハウと、ルノーグループの技術を踏襲しつくられた。2003年から2009年までのあいだ、世界30カ国で22,500台以上販売され、特にフランス国内では、同カテゴリーにおいて44パーセントのシェアを占めるほどの人気モデルである。

エクステリアのデザインは、日本にはまだ導入されていない新型メガーヌクーペと同様、ハッチバックふうのリアエンドをもつクーペスタイル。ノーマルボディにくらべ、より低く幅広い、いかにも走りそうな面構えが印象的だ。

あたらしくなったこのメガーヌ ルノー・スポールに搭載されるのは、ユーロ5排ガス規制に適合した、新世代の2リッター16バルブ ツインスクロールターボエンジン。基本ブロックは先代とおなじだが、約25パーセントをあたらしい部品に変更。最高出力250ps(187kW)/5,500rpm、最大トルク340Nm(34.7kgm)/3,000rpmまで高めている。

吸気効率を高めるツインスクロールターボチャージャーは、ブースト圧が先代モデルの2.1バールから2.5バールに高められたほか、無段階吸気バルブタイミング機構の採用、燃料噴射プログラムの見直しといった、エンジンの性能をさらに引き出すチューニングによって、出力、トルクの向上だけでなく、とくに低回転域でのレスポンスがアップしているという。

このほか、燃焼効率を高めるタンブル生成シリンダーヘッド、ハードカーボン コーティングピストン、冷却効果に優れたナトリウム封入バルブといったパーツを採用。ハイパワーながら、つかいやすさを重視し、最大トルクの80パーセントを1,900rpmで発生する。組み合わされるトランスミッションはコンベンショナルな6速マニュアルを採用している。

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このパワーを受け止めるシャシーは、フロントがダブルアクスルストラット。形式は先代とおなじものだが、ロワアームの材質がスチールからアルミに変更され、軽量化がはかられている。このダブルアクスルストラットとは、ストラットサスペンションに専用のアクスルを追加することで、急加速や大きくステアリング操作をおこなったさいのサスペンションの上下動に影響されることなく、つねにタイヤの中心に荷重がかかり、正確なステアリング操作を可能にするものだという。フロントサスペンションのキャスター角は、FF車の平均を上まわる9度もあり、直進安定性も高めている。ちなみにリアサスはトレーリングアームとなっている。

ブレーキは、フロントが340mm径、厚さ28mmのブレンボ製ベンチレーテッドスリットディスク。リアは290mm径、厚さ11mmのブレンボ製スリットディスクが採用で、備えられているキャリパーは、フロントがブレンボ製モノブロック4ポットキャリパー、リアがTRW製キャリパーとなっている。ブレーキパッドは、フェロード製のセミレーシングタイプだ。

付加価値がくわえられたサウンド、インテリア

また、運転を楽しむための重要な要素であるエンジン音や排気音のチューニングにも余念がない。エンジン音は、吸気システムにもうけられたバイパスからメンブレーン(増幅器)をとおり、バルクヘッド越しにドライバーに伝わる。そして、エキゾーストには、バックプレッシャーが低く効率の良いタイプを採用。低い鳴りを発生する排気音は、最大出力時に最高の音になるようチューニングをほどこしたと謳っている。

今回、日本に導入される新型メガーヌ ルノー・スポールは、スポーツドライビングに適した「シャシーカップ」仕様のみで、ボディ剛性にも改善が見られる。直径24.2mmのアンチロールバーは、シャシースポールに比べて13パーセント剛性が高められているほか、ダンパーはフロントが35パーセント、リアが38パーセント、剛性が高められており、アンチロール剛性は、15パーセント向上している。また、シャシーカップはLSDを装備。ダブルアクスルストラットのフロントサスとLSDの相乗効果により、トルクステアは最小限に抑えられ、駆動力のロスは少ない。

インテリアは、ダークカーボンカラーでまとめられ、スポーツイエローで彩られたタコメーターの盤面やステアリングホイールのセンターステッチ、シートベルトがアクセントとなり、同車のイメージとマッチしたスポーティな雰囲気を醸し出している。そのほか、アルミのドリルドペダルとフットレスト、レカロシートなどが装備される。

また、充実の機能も魅力のひとつで、横滑り防止装置(ESP)を3段階のレベルに切り替えられる、3モードESP(R.S.ダイナミックマネジメント)が搭載されている。

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ドライビングを楽しむための充実した装備

ESPとトラクションコントロールシステム(ASR)がオンとなる、通常の走行に適したノーマルモード。スポーツモードは、ESPとASRの作動開始タイミングがノーマルモードにくらべて遅くなり、ドライバーがより積極的にクルマの動きをコントロールすることができる。このモードでは、アクセル開度を制御するアクセルペダルマッピングまで自動的に変更され、アクセル開度に対するエンジンの反応が素早くなる。そして、オフモードは、ESP、ASRとも作動しない一般道以外で、本格的なスポーツドライビングを楽しむためのモード。アクセルペダルマッピングは、スポーツモードとおなじく、アクセル操作に対するエンジンの反応が素早くなるよう変更される。

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これにくわえ、同車に装備される「R.S.モニター」は、クルマにかんするさまざまなデータをリアルタイムで表示し、そのデータをもとにして運転技術向上を図ることができるものだ。表示されるのは、ターボブースト圧、スロットル開度、トルク、出力、ブレーキ圧、オイル温度、前後左右の加速度、0-100km/hタイム、0-400mタイム、ストップウォッチなど。アクセル感度を、5段階に変更できるアクセルペダルマッピング機能も付属し、スノーモード、プログレッシブモード、ライナーモード、スポーツモード、エクストリームモードの5パターンによって走行状況におうじた柔軟な走りを実現する。

レーシーさを保ちながらも、より高い走行安定性や充実した装備を得ることで、つかい勝手にも重点を置いたこのメガーヌ ルノー・スポールは、385万円で予約受付中だ。

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RENAULT MAGANE RENAULT SPORT|ルノー メガーヌ ルノー・スポール
ボディ|全長4,320×全幅1,850×全高1,435mm
ホイールベース|2,640mm
エンジン|2.0リッター DOHC 直列4気筒 16バルブ ターボ
トランスミッション|6速MT
最大出力|250ps/5,500rpm
最大トルク|340Nm(34.7kgm)/3,000rpm
車両重量|1,430kg
ステアリング|左
価格|385万円(リサイクル料金合計金額:1万9,330円 ※メーカーオプションの19インチホイール装着車は、受注生産で12万円高)

           
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