LEXUS RXシリーズにRX270を新設定
LEXUS RX270|レクサス RX270
RXシリーズにあらたに設定されたRX270
レクサスは、同ブランドの真価を凝縮したともいえる環境性能をより高次まで実現し、燃費、加速ともにグレードアップを図ったRX270を新設定した。
text by OPENERS
2.7リッターエンジン 1AR-FEを国内初搭載
RX270は、SUVの高い実用性をもつRXシリーズに環境性能、動力性能を高次元で両立する2.7リッターエンジン 1AR-FEを国内初搭載し、クラストップレベルの低燃費とともに力強い加速も実現。
Super ECTとの組み合わせで、10.15モード燃費10.4km/ℓとした。これは省エネ法に基づきさだめられている燃費目標基準を15パーセント上まわり、国土交通省より低排出ガス車としての認定を取得している。
これにより同車は、「環境対応車 普及促進税制」の対象となり、自動車取得税と自動車重量税が50パーセント減税される。
元来レクサスがもっていた優雅さ、力強さに高い環境性能がくわわり、より運転しているひとにも自然にもさらに快適、高級なSUVが登場したといえるだろう。
より高いレベルを目指すひとのためのラインナップ
RX270は標準モデルにくわえ、「Version L」「Version S」のふたつのラインナップが設けられている。Version Lはセミリアニン本革シート(運転席/助手席ポジションメモリー・ベンチレーション機能・ヒーター付)、本木目、本革のステアリング、シフトノブを採用。
そこに19インチのアルミホイールが与えられ、専用サスペンションによるショックアブソーバーの減衰応答性とパワーステアリング特性が専用にチューニングされたVersion Sと、魅力的なラインナップになっている。
価格は、標準モデルが415万円、Version Lが427万円、Version Sが473万円とRXシリーズのなかではもっとも安価な価格帯を実現し、より多くの人にたいし間口をひろげたモデルであるともいえる。
レクサスインフォメーションデスク 0800-500-5577
http://lexus.jp
BRAND HISTORY
トヨタがアメリカ市場において高級車ブランドLEXUS(レクサス)を立ち上げたのは1989年のこと。トヨタが誇る高い技術力と優れた品質、そして極上の顧客サービスにより、アメリカやドイツの高級車とは一線を画すあたらしい価値を提供しようというのが狙いであった。
同年9月、「LS400」(日本名セルシオ)と「ES250」(同カムリ)がアメリカ市場に投入されると、翌1990年2月には早くもLS400がベストインポートカーを獲得している。その後もレクサスの評価は高まるばかりで、ラインナップの拡大とともに、高級車ブランドとしてのポジションを確実にしていった。
アメリカでの成功を受けて、2004年にはヨーロッパ進出を果たしたレクサスは、同年5月、日本での事業展開を発表。翌2005年8月には、母国での高級車ビジネスをスタートさせた。開業当初は、「GS」(トヨタブランドのアリストの後継車)、「SC」(同ソアラ)、「IS」(同アルテッツァの後継車)と、フラッグシップの「LS」を欠くラインナップだったが、2006年9月には待望の新型LS、そして、2007年5月にはそのハイブリッド版の「LS600h/LS600hL」を投入することで、ラグジュアリーサルーン購買層の期待に応えている。
一方、2007年10月にスポーツモデル「IS F」を発表、また、2008年5月におこなわれたニュルブルクリンク24時間レースに開発中のスポーツクーペ「LF-A」を投入するなど、スポーツイメージの獲得に力を入れており、さらなる人気拡大が期待される。