プジョー、208をマイナーチェンジしてジュネーブで公開|Peugeot
Peugeot 208|プジョー 208
プジョー、208をマイナーチェンジしてジュネーブで公開
スイスで開催中のジュネーブショーで、プジョーはマイナーチェンジした208を発表した。全モデルに排出ガス規制のユーロ6に適合したエンジンが搭載される。
Text by SAKIYAMA Chikako(OPENERS)
マイナーチェンジで、ユーロ6適合エンジンを採用
プジョーは開催中のジュネーブモーターショーでコンパクトハッチ「208」をマイナーチェンジ。ワールドプレミアをおこなった。
2012年のフルモデルチェンジから3年を経た今回のマイナーチェンジでは、その顔つきを変えている。フロントグリルはボディとの境をなくして一体感を演出。LEDが組み込まれたヘッドライトはカットをすっきりとし、バンパーに組み込まれたフォグライトも周囲が黒くふちどられた。また、ライオンの爪をかたどったテールライトやホイールの意匠も変更を受けている。ボディカラーにはあざやかな新色「オレンジパワー」が追加された。
安全性では、フロンガラス上部のセンサーで前方を監視し、30km/h以下で衝突の危険を感知すると自動でブレーキを作動させる「アクティブ シティ ブレーキ」を新採用。また一部のモデルにリアビューカメラも搭載された。
エンジンラインナップでは、あらたに1.2リッター3気筒ガソリンにターボチャージャーを搭載し最高出力を110psとした「ピュアテック 110 S&S」(S&Sはアイドルストップ機構)が追加された。このエンジンのみ、MTトランスミッションにくわえ、新採用のアイシン製6段AT「EAT6」を組み合わせることが可能だ。そのほか、トップグレード「208 GTi」むけの1.6リッター4気筒の「THPエンジン」と、1.0リッターおよび1.2リッター3気筒自然吸気の「ピュアテック エンジン」もひきつづき設定される。
ディーゼルエンジンでは、1.6リッターの「ブルーHDi」が、出力のちがいで75、100、120
と3種用意される。エントリーレベルの75ps版をのぞき、すべてにS&Sアイドルストップ機構を搭載。また、いずれもCO2排出量95g/km以下という低環境負荷を実現する。
今回のマイナーチェンジにより、208はガソリン、ディーゼルを問わずすべてが欧州の排出ガス規制「ユーロ6」に適合するものとなった。
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プジョー、208をマイナーチェンジしてジュネーブで公開(2)
スマホ対応のタッチスクリーン
インテリアでは、ステアリングを小径にしたうえでインストルメンタルパネルの設置場所を高くし、ヘッドアップディスプレイのように運転時の視線移動を少なくする「iコックピット」はそのまま継承。そのうえ、スマートフォンの画面を7インチ タッチスクリーンに映し出し操作可能とする「ミラースクリーン」を採用。また、ガラスルーフにはブルーのLEDライトを装備した。
今回のマイナーチェンジでは、あらたに「GTライン」が用意される。これはGTiのスポーティな専用のフロントグリル、大型17インチホイール、ブラックドアミラーカバーのほか、インテリアではスポーツシート、スポーツステアリングホイール、アルミ製ペダルユニットが装備されるもので、「1.2PT110 S&S」「1.6Blue HDi 100」「1.6Blue HDi 120」 の各モデルで選ぶことができる。
ほかにモデル追加として、208 GTiの30周年記念モデルとして設定されていた「208 GTi 30周年アニバーサリー」がカタログモデルとなったことと、最高出力208ps、トルセンLSD、330mm径の大型ディスクブレーキを搭載する「208 GTi バイ プジョー スポール」がラインナップにくわえられた。
あたらしい208は5月から欧州で発売が開始される。