LAショーでワールドプレミア、マツダ CX-3|Mazda
Mazda CX-3|マツダ CX-3
日本導入は2015年春を予定
LAショーでワールドプレミア、マツダ CX-3
アメリカ・西海岸で幕を開けたロサンゼルスオートショーで、マツダは新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」を世界初披露。日本への導入は2015年春を予定と発表した。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
賑わう小型クロスオーバーSUV市場にマツダも参戦
マツダは現在開催中のロサンゼルスオートショーで、新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」のワールドプレミアをおこなった。CX-3は、マツダが独自で開発を進める新世代自動車技術「SKYACTIV技術」と、新世代デザインテーマである「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用した、第5弾となるモデル。
ボディサイズは全長4,275mm × 全幅1,765mm × 全高1,550mmと発表され、兄貴分となる「CX-5」の全長4,540mm × 全幅1,840mm × 全高1,705mmと比べ、ひとまわり小さい。
エクステリアデザインは力強くスポーツ感溢れ、特徴的なフロントグリルは精悍な7本のフィンによって横方向へ広がるエネルギーを表現。ヘッドランプは、ターンランプをユニット外にレイアウトすることで、前方を鋭く見据える薄くシャープなデザインを実現した。
またサイドビューは、フロントフェンダーの頂点をAピラーの付け根にまで後退させ、車格のイメージを上回るサイズ感を演出。伸びやかなロングノーズ、ブラック塗装のDピラーが、ショートオーバーハングなCX-3のデザインをより一層エネルギッシュに印象づける。
Mazda CX-3|マツダ CX-3
日本導入は2015年春を予定
LAショーでワールドプレミア、マツダ CX-3
世界初の前輪スリップ予兆検知システムを採用
エクステリアに呼応するよう上質かつ洗練された室内空間は、「Heads-up Cockpit」コンセプトに基づき、ドライバーを中心に操作視認系アイテムを配置。前席は、ショルダールーム、左右席間の距離、レッグルームに余裕を持たせ、体格差に関わらず乗員が快適に過ごせる室内空間を獲得。
後席は、前席に対して着座位置を内側に、ヒップポイントを高めに設定することで、前方が見やすく、なおかつ対角線上の乗員同士が会話しやすいレイアウトとした。
いっぽう、パワートレインは市場にあわせ、小排気量クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」と、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」をラインアップし、6段ATと6段MTのふたつのトランスミッションを用意。
また駆動方式は、CX-5から導入をはじめたアクティブトルクコントロールカップリング方式の新世代AWDシステムを設定し、優れた走破性と車両の安定性を実現。世界初の前輪スリップ予兆検知システムを採用するほか、「Mazda2(日本名:デミオ)」で新開発した小型・軽量のパワーテイクオフとリアディファレンシャルユニットも搭載するという。
なお導入は、2015年春より、日本を皮切りに順次グローバルに展開していくとしている。
Mazda CX-3|マツダ CX-3
【日本仕様車 主要諸元】 (開発目標値)
ボディサイズ|全長 4,275 × 全幅 1,765 × 全高 1,550 mm
ホイールベース|2,570 mm
エンジン|SKYCATIV-D1.5 クリーンディーゼルエンジン
トランスミッション|6段MT
駆動方式|FF
サスペンション 前/後|マクファーソンストラット / トーションビームアクスル
タイヤ|215/50R18
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ソリッドディスク