ゴルフ オールトラックがパリで登場|Volkswagen
Volkswagen Golf Alltrack|フォルクスワーゲン ゴルフ オールトラック
ゴルフ オールトラックがパリで登場
フォルクスワーゲンは現在開催中のパリ モータショーで、「ゴルフ」にあらたなグレードを追加。2012年に登場した「パサート オールトラック」のゴルフ版とも言うべき、「ゴルフ オールトラック」の発表をおこなった。
Text by TAKEDA Hiromi
SUVにも匹敵するオフロード走破性
近年、ラインナップ拡大を驚くべき勢いで図っているフォルクスワーゲンは、「ゴルフ 7」の登場からわずか24ヶ月の間に発表された12番目のバリエーションとして、「ゴルフ オールトラック」を開発。現在開催中のパリサロンにおいて、ワールドプレミアに供することになった。
ゴルフ オールトラックは、2012年に登場した「パサート オールトラック」のゴルフ版とも言うべきモデル。さらに言えば、姉妹ブランドであるアウディが1999年に二代目アウディ「A6 アヴァント」をベースに製作・発売した「オールロードクワトロ」以来の枠組みを、フォルクスワーゲンにも導入したモデルと考えられるだろう。
現行ゴルフ 7のエステートワゴン版に相当する「ゴルフ ヴァリアント」をベースに、最大で20mm高い最低地上高、「オフロード」ドライビングプロファイルとフルタイム4WDシステム「4MOTION」との組み合わせを与えた結果、SUVにも匹敵するオフロード走破性を獲得したという。
このモデルの「オフロード」ドライビングプロファイルは、ヒルディセント機能(下り坂で自動的に制動をかける機能)を作動させるとともに、スロットル特性を変更し、さらにABS もオフロードセットアップに切り替えられるとの由。また、秀逸なオフロード特性を発揮すると同時に、高レベルのアクティブセーフティを提供するとされている。
Volkswagen Golf Alltrack|フォルクスワーゲン ゴルフ オールトラック
ゴルフ オールトラックがパリで登場 (2)
独自のポジショニングをアピール
さらに、ヨーロッパにおけるこの種のクルマにとっては重要なファクターである牽引ニーズも考慮に入れられ、現時点での最強バージョンに相当する2.0TDI 184ps版では最大2,000kgの牽引負荷にも耐えられる(斜度12パーセントの坂での制動)よう設計されているという。