ハイブリッド化を推進するベントレー|Bentley
Bentley Hybrid Concept|ベントレー ハイブリッド コンセプト
ハイブリッド化を推進するベントレー
ベントレーは、北京モーターショーにおいて「ミュルザンヌ」にプラグインハイブリッドを搭載した「ハイブリッド コンセプト」を公開すると発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
加速するハイブリッド化
EV化をすすめるフォルクスワーゲン グループ。そのなかにあって、ラグジュアリーブランドを担当するベントレーにも電気で走るクルマが登場する。北京モーターショーにおいて発表されるのは、ベントレー初となるプラグインハイブリッドモデル「ハイブリッド コンセプト」だ。
このコンセプトモデルは、フラッグシップモデル「ミュルザンヌ」をベースにした車両で、エクステリアの各所に銅をアクセントとすることで、電気で走るベントレーであることを表現。インテリアにも、ウッドパネルの装飾やスイッチのベゼル、計器類に銅があしらわれる。完璧なオーダーメイドで作り込まれる“ミュリナー ドライビング スペシフィケーション”で採用されるダイヤモンドキルト加工の内装も、クロスステッチが銅でほどこされ、ホワイトのレザーとうつくしい調和をみせているという。
ミュルザンヌの6.75リッター ツインターボに組み合わされるハイブリッドシステムの詳細は未発表ながら、プラグインハイブリッドを採用することにより、出力が最大で25パーセントも上昇し、いっぽうで、CO2排出量を70パーセントも削減できると説明。また、バッテリーのみで50kmのEV走行もできるので、ストップ&ゴーの多い市街地では排気ガスを出さないEVモードで、連続走行距離が長く燃費のよい郊外ではエンジンを利用、といった両者の長所をうまくいかしたハイブリッドならではのメリットを提案する。
ベントレーによると、プラグインハイブリッドを搭載するはじめての市販車は2017年に発売予定の新型SUVとなり、その後10年で同ブランド車種のうち9割にプラグインハイブリッドを採用する予定だという。