ザ・ビートル GSRの日本版

フォルクスワーゲンは、「ザ・ビートル ターボ」をベースに、往年のスペシャルモデルを現代に解釈した限定車「ザ・ビートル レーサー」を国内に導入、11月13日より予約希望の申し込みをオンラインで受け付ける。


海外では「ザ・ビートル GSR」と名乗るこのレーサーは、エンジンに「ザ・ビートル ターボ」とおなじ最高出力211ps、最大トルク280Nmを誇る2リッターTSIエンジンを搭載。組み合わされるトランスミッションは6段DSGで、右ハンドルとして導入される。

レーサーという名称が示すように、たんにスポーティなザ・ビートルだけにとどまらない、スパルタン スポーツカー的なキャラクターを強調する装備が内外装にあしらわれる。バンパーやスポイラー、リヤディフューザーには専用品が採用され、足回りには、標準モデルから3インチも大きい19インチアルミホイールに235/40R19という扁平タイヤ。10本のスポークのあいだから覗くブレーキキャリパーは、シルバーに輝く。内装にも、ファブリックスポーツシート、イエローステッチ入りの3本スポーク レザーステアリングが専用品として標準装備される。


そのほか、スポーツサスペンションや電子制御ディファレンシャルロック“XDS”、バイキセノンヘッドライト、純正ナビゲーションシステム、3連メーターなど、ザ・ビートル ターボに準じた装備がそなわる。

ザ・ビートル レーサーは、1973年にオリジナルビートル（タイプ1）をベースとして発売された「1303s GSR」へのオマージュといえるスペシャルモデルだ。

この1303s GSRは当時1,300ccだった標準モデルにプラス300ccとなる、1,600ccのエンジンを搭載し、最高出力を50psから75psにまで出力を向上させたパワフルなモデル。スポーツシートやレザーステアリングなど、装備面でもスポーティなものが奢られていた。

モデルに付くGSRという名称は、ドイツ語の“Gelb-Schwarze Renner（英語で表記すると“Yellow/Black Racer”）”の頭文字を取ったもので、今回の国内導入にあたっては、モデルのキャラクターを端的にあらわす「レーサー」のみを採用したという。

世界全体で3,500台だけ生産されるザ・ビートル レーサー（ザ・ビートル GSR）、日本では100台のみが販売され、金額はターボに48万円プラスの394万円。カラーは、海外名の祖にならい“サターンイエロー/ブラック”コンビネーションによる1色のみだ。デリバリーは2014年3月が予定されている。


また、展示車両が11月22日から開催される東京モーターショーを皮切りに、名古屋、大阪、福岡の各モーターショーにも巡回する。

Volkswagen the Beetle Racer｜フォルクスワーゲン ザ・ビートル レーサー
ボディサイズ｜全長 4,285 × 全幅 1,815 × 全高1,495 mm
エンジン｜1,998 cc 直列4気筒 DOHC インタークーラー付ターボ
最高出力｜ 155 kW（211 ps）/ 5,300-6,200 rpm
最大トルク｜280 Nm（28.6 kgm）/ 1,70-5,200 rpm
トランスミッション｜6段オートマチック（6段DSG）
駆動方式｜FF
タイヤ 前/後｜235/40R19
ブレーキ 前/後｜ベンチレーテッドディスク / ソリッドディスク
燃費（JC08モード）｜13.4 km/ℓ
価格｜394 万円

「ザ・ビートル・レーサー」購入希望申込み受付専用ウェブサイト

http://web.volkswagen.co.jp/racer/2284.html


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