フィアット500L、パンダ4x4などをパリモーターショーに出展|Fiat
Fiat Panda 4x4|フィアット パンダ4x4
Fiat 500L|フィアット 500L
フィアット、パンダ4x4を公開!
パリモーターショーにおいて、フィアット は事前に情報を公開していたパンダの4輪駆動SUV「パンダ 4x4」や7月に発表したばかりの「500L」などを出展した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
フィアット パンダ 4x4
事前発表のあった第3世代のパンダの4WD版、「パンダ4x4」が公開された。フィアットがミニSUVと分類するそれは、多様性にあふれる一台だ。
ボディサイズは、全長368×全幅167×全高160cm、ホイールベース230cm、前トレッド141cm、後トレッド140cm。ボディカラーに、パステルカラーのシシリー・オレンジと、メタリックカラーのトスカーナ・グリーンが用意されるのは以前報じたとおり。
トルクオンデマンドの4WDとELD(エレクトロニック ロッキング ディファレンシャル)により、本格的な走破性能と安全性の高さを実現しているという。
エンジンのバリエーションは、2つ。最高出力95psの0.9リッターツインエアターボと、75psの1.3リッターマルチジェットIIディーゼル。どちらもアイドリングストップ機能“スタート&ストップ”を標準装備だ。
このほか、従来の2WD版に4WDふうの機能と装備をほどこした「パンダ トレッキング」や、天然ガスを燃料に0.9リッター2気筒エンジン“ツインエアターボ”から80psを出力する「パンダ ナチュラルパワー」も出展している。
フィアット 500L
先日発表になった、4ドア版500(チンクエチェント)という位置づけとなる「500L」。全長415×全幅178×全高166cm、ホイールベース261cmというボディに、5人の大人が快適に乗車できるとうたう。エンジンは3種類。105psの0.9リッターツインエアか95psの1.4リッターガソリンエンジン、もしくは85psの1.3リッターマルチジェットIIディーゼルエンジンが搭載される。
今回の発表では3つの特徴的なオプションをとくに紹介している。
ひとつめがオーディーオ。フィアットグループでははじめてとなる、米国のビーツ社(the Beats)とコラボレーションしたHi-Fiシステムを採用したことだ。この10月から欧州で発売となる500Lでは、ビーツHi-Fiシステムを選択すると6.1チャンネルのスピーカーが装備される。
2つめが自動車では世界初とうたう、ラバッツァ(Lavazza)社のカプセル式エスプレッソマシンを搭載していること。車輛側にも専用のソケットが用意され、車内で香り立つ出来立てイタリアンエスプレッソを愉しむことができるという。この装備は欧州では12月からオプションとして指定できるようになり、選択すると車内に専用のデッキが組み込まれるとともに、コーヒーカプセルのホルダー、スプーンホルダー、シュガーホルダーがセットで装備される。
インテリアデザインからインスパイアされたという、“リビング”レザーインテリアが最後のひとつ。グレー/ブラック、またはベージュ/ダークグレーのパンチングレザーが選択できる。このオプションは来年から設定されるという。
まだ日本への導入についての発表はないが、人気のたかい500(チンクエチェント)の4ドア版ということで、期待される一台だ。
Mondial de I'Automobile 2012 Salon de Paris
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