マセラティ MC20に試乗──サーキットからリゾートまで何にでも使える万能スーパースポーツ|Maserati
CAR / IMPRESSION
2022年6月13日

マセラティ MC20に試乗──サーキットからリゾートまで何にでも使える万能スーパースポーツ|Maserati

往時のイタリアンスポーツカーの伝統をいま再現

オープン化するとたいてい、大きな重量増が避けられない。マセラティのエンジニアの努力で、重量増は65kgにとどめられた。重心高もクーペと同じということで、スタイルのために走りの機能が犠牲になってはいないようだ。
マセラティのヘッドオブデザイン、クラウス・ブッセ氏
「実は格納式ルーフのため、全高はクーペより若干上がっているんです。でも、ウインドシールドからルーフを経由してリアクォーターパネルにいたるラインを入念に作り込むことで、プロファイル(側面)を見たとき、まったく高さを感じさせないと思います」
アルファロメオをはじめ。FCA(当時)の車両の多くを手がけてきたマセラティのヘッドオブデザイン(デザイン統括)のドイツ人、クラウス・ブッセ氏は、見どころを教えてくれた。
地をするんじゃないかと思うぐらい低い位置にかまえたフロントグリルをはじめ、前へ前へと進もうとするようなノーズはアグレッシブ。全長4,669mm、全高1,224mmのボディと、20インチの大径タイヤとの組合せも、スポーティでありながら、ラインが整理されていることもあるのだろう、いい感じのエレガントさを感じさせる。
「このクルマは、たしかにスポーツモデルでありますが、しかしグランドツーリングカーでもあります。いってみれば、1930年代のミッレミリア公道レースの時のように、自宅から乗っていってレースを走り、そのまま自宅へとドライブして帰れる、往時のイタリアンスポーツカーの伝統をいま再現しているモデルなのです」
グラッソCEOは、私も参加したメディア向けラウンドテーブル(小規模のインタビューセッション)の席上で、MC20チェロのキャラクターを分析。
実際に私は、MC20クーペを運転したが、サーキットでは驚くほどスムーズという印象だ。すべてに無理がない。ひらりひらりと高速で連続するコーナーをこなしていく操縦性能は、よく出来たスポーツカーだと感心するほど。
一方、運転のしやすさから考えると、MC20チェロは、リゾートだろうと市街地での買い物だろうと、ゴルフだろうと旅行だろうと、何にでも使えそうだ。
このあと、3台めのMC20として電動車が予定されている。「新時代の幕開けです」とグラッソCEOは言う。でもその前に、自動車好きには今回のネットゥーノエンジンをぜひ試してもらいたいと思うのだった。
日本での価格は3385万円が予定されていて、デリバリーの開始は2023年の春の早い時期からだそうだ。
問い合わせ先

マセラティ コールセンター
Tel.0120-965-120
http://www.maserati.com

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