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CAR /
IMPRESSION
2022年12月26日
新型ダイハツ ムーヴ キャンバスに試乗──クルマ遍歴を重ねてきたお父さんにも勧められる|DAIHATSU
DAIHATSU MOVE CAMBUS|ダイハツ ムーヴ キャンバス
新たにターボモデルを設定した新型ダイハツ ムーヴ キャンバスに試乗
ユーモラスなデザインで人気のダイハツ製軽自動車「ムーヴ キャンバス」。2代目となる新型に登場したターボモデルに、モータージャーナリストの小川フミオ氏が試乗した。
Text by OGAWA Fumio|Photographs by TAKAYANAGI Ken
機能性とエモーションとを両立させたデザイン
優れたカーデザインというとき、必ずしもスポーツカーを指すわけではない(と思う)。過去を振り返って、いわゆる名デザインとされるなかには、英国の「ミニ」、フランスの「ルノー5」、イタリアのフィアット「ヌオーバ500」など、小さなクルマが含まれる。ダイハツが2022年7月5日に発売した、新型「ムーヴ キャンバス」に接して、そんなことを思い出した。
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ムーヴ キャンバスは、2016年に初代が発売された“トールワゴン”。658cc 3気筒エンジンを、全長3,395mm、全高1,655mmのボディに搭載。ルーフの前後長をうんと伸ばして、居住性のよさを強調するとともに、ユーモラス(メーカーでは“可愛らしい”と表現)な雰囲気のフロントマスクなど、機能性とエモーションとを両立させたデザインは、今回の2代目にも受け継がれている。
利便性(含税金)のみで軽自動車を選ぶ層でなく、クルマ好きにも、ムーヴ キャンバスはアピールする。パッケージングを徹底的に突き詰めたエンジアリングと、ルーフの角を丸くしたり、「キャラクターラインを水平にするのに心を砕いた」(エクステリアデザイン担当の福田学氏)といった、細部にいたるまで気配りされたデザインが、作り手のこだわりを感じさせるからだろう。
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加えて、新型は、ついに、ターボチャージャー搭載モデルが新設された。高速の合流や、追い越し加速など、これまでのターボをもたない自然吸気モデルがいまひとつ得意でなかった領域を、今回のターボモデルでしっかりカバーしようというのだ。
ついでに、もう少しマニアックなことを書いておくと、新型はDNGA(ダイハツ・ニューグローバルアーキテクチャー)という新世代のプラットフォームを採用。高剛性と軽量が特徴だ。サスペンションシステムも改良を受け、操縦性の向上が謳われている。
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はたして、ターボモデル(前輪駆動の「セオリーGターボ」というグレード)に乗ってみると、予想以上に走りがいい。ごく低回転域から、ターボが効き始める3,000rpmを超えて、47kWのマックスパワーが出る6,400rpmまでシュンシュンっとエンジンが回り、クルマはぐんぐんと加速する。
車重が900kgしかないので、小気味よいという感じの加速感だ。足まわりは、ダイハツ工業が言うとおり、しっかりしており、高速での快適な乗り心地と、カーブを曲がるときの車体安定性ともに、かなり高いレベルにある。
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ダイハツの開発者は「お父さんと娘さんが共用できる」ところがムーヴ キャンバスの身上としていた。まさに、クルマ遍歴を重ねてきたお父さんにも、ターボは勧められる。