110ファンにとって大いなる朗報──新型ディフェンダー110のディーゼルモデルに試乗|Land Rover
CAR / IMPRESSION
2021年9月14日

110ファンにとって大いなる朗報──新型ディフェンダー110のディーゼルモデルに試乗|Land Rover

快適かつ楽しい走りをもたらすエアサスペンション

スタイリングは、オリジナルディフェンダーの要素を活かしている。フロントマスクの構成要素、張り出したフェンダー、やや小ぶりのキャビン、リアから見るとカマボコ型のルーフ、それに後席頭上の「アルパインライト」と呼ばれる明かり採りの小窓、という具合。
内装は、機能主義的な要素を採り入れたデザインだ。機能主義的とは、オリジナルディフェンダーでは鉄板むきだしになっていたダッシュボードやドアトリムなどのイメージを、現代風に表現しているということ。
現代のランドローバーのプロダクトは、レンジローバーを含めて、競合のなかでもぜいたくで、華やかな雰囲気をうまく作っている。それと対照的なのだ。
実際のアーキテクチャー(内部構造)はほぼ共用なので、本当のところは古くない。カメラなどを積極的に使って外部の状況を判断する装備をはじめ、走行安全機能の数々、オフロードの走破性、そして、外部通信モジュールを含めたインフォテイメントシステムと、不足はなさそう。
パッケージオプションが豊富なのも魅力的で、デビュー当初から「アウトドアアクティビティで汚れた衣類などを収納できますよ」と喧伝されていた防水でかつロック可能な「エクステリアサイドマウントギアキャリア」に惹かれている、なんていう人もいそうだ。
そのあたりは趣味の問題なので、ここでは触れないでおきましょう。走行に関するオプションとして、エアサスペンションは、やはりというか、よく合っている。直線での乗り心地の快適性と、カーブを曲がるときなどの車体の動きのコントロールがうまく両立して、要するに、快適で楽しいのだ。
「ディフェンダー110 D300」の価格は754万円から。冒頭に触れたとおり、納車には時間がかかっているのは、ちょっと困ってしまうこと。日本法人は、「夏の注文で、来年年初の納車」という。
私の知人はまさにこの110 D300にエアサスペンションなどオプションをつけてオーダーを入れたら、納車は来年夏になるとのことだ。人気があるのは、何にせよ、大変喜ばしい。

Land Rover Defender 110 X|ランドローバー ディフェンダー 110 X

  • ボディサイズ|全長4,945×全幅1,995×全高1,970mm
  • ホイールベース|3,020mm
  • 車両重量|2,420kg
  • エンジン|2,993cc 直列6気筒
  • 最高出力|221kW(300ps)/4,000rpm
  • 最大トルク|650Nm/1,500-2,500rpm
  • トランスミッション|8段AT
  • 燃料消費率(WLTCモード)|9.9km/ℓ
  • 駆動方式|4WD
  • 最小回転半径|6.1メートル
  • 最大渡河推進|900mm
  • 最高速度|191km/h
  • 0-100km/h加速|7.0秒
  • 価格|1,171万円
問い合わせ先

ランドローバーコール
Tel.0120-18-5568(9:00-18:00、土日祝日を除く)
https://www.landrover.co.jp/

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