BENTLEY Continental GT Coupe 新型発表
BENTLEY|ベントレー CONTINENTAL GT COUPE
職人気質の結晶、最新のラグジュアリーGTクーペ
ベントレーは、2003年デビューしたラグジュアリーGTクーペ「コンチネンタルGTクーペ」の新型の概要を発表した。
文=ジラフ
バイオエタノールでも駆動可能。6リッターW型12気筒ツインターボ搭載
コンチネンタルGTクーペは、2003年にベントレーが市場に投入したラグジュアリーGTクーペであり、新生ベントレーがリリースしたなかでも、開発者側の自信がかたちとなった先駆け的な存在といえる。今回の新型は、先代からのコンセプトを踏襲しながら、デザイン、機能性、クラフツマンシップ、パフォーマンス、贅たくさなど、あらゆる点において高いレベルでまとめあげられたモデルとなっている。
搭載されるエンジンは、6リッターW型12気筒ツインターボで、最高出力575ps、最大トルク700Nmを発揮。また、このエンジンはガソリンだけでなく、E85バイオエタノールでも駆動が可能だという。
このエンジンに組みあわせるのが、ZF製の「6HP28」6速AT。クイックシフトとよばれるこのトランスミッションは、0.2秒の素早い変速スピードと、6速から4速、5速から3速などへのダブルダウンシフトが可能となっている。
駆動方式は最新のトルセン式4WDが採用さる。動力配分はスポーティな操作性を実現するために、通常時は40:60とリアよりになっていが、路面とのグリップ状態におうじて瞬時に調整することも可能。つねにコンチネンタルGTクーペのポテンシャルを活かした最高のパフォーマンスを発揮することができる。これにくわえて、車体の軽量化も積極的に進められ、従来比で65kgの減量に成功。強力なエンジン、最新の技術、軽量化の結果、この新型コンチネンタルGTは0-100km加速で4.6秒、最高時速は318km/hを記録する。
また環境への配慮にかんしては、2011年の後半に、CO2排出量を約40パーセント改善した4リッターV8エンジンの投入が予定されているという。
室内では、後席のレッグスペースに2インチほどゆとりがあたえられたほか、ホールド性の向上したシート、スタイリッシュでモダンな形状のダッシュボード、最新のナビゲーションが提供され、エンターテイメントとしても充実が図られている。
さらなる詳細を楽しみにまちたい。