Mercedes-Benz G-Class|メルセデス・ベンツ Gクラス 一部変更
Mercedes-Benz G-Class|メルセデス・ベンツ Gクラス
さらなる安全を得たクロスカントリー
メルセデス・ベンツ日本は、12月1日より一部改良した同社の最高級クロスカントリービークル「Gクラス」を発売。そして同日、よりスタイリッシュなスタイリングをもつ特別仕様車「G550 ロング カーボン エディション」も30台限定で販売を開始した。
文=松尾 大写真=メルセデス・ベンツ日本
質実剛健なスタイリング
メルセデス・ベンツ Gクラスは1979年に発売されて以来、30年以上販売をつづけている超ロングセラー。基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、パワートレイン、機能装備などのこまかな部分に変更がほどこされてきた。
まだSUVという言葉が生まれる以前、より無骨な「クロスカントリー」として誕生したGクラス。これまでにも何度か、生産中止の可能性を噂されたことがあったが、その走行性能、質実剛健なスタイリング、流行を超越した個性がライフスタイルにこだわりをもつ人びとに強く支持され、21世紀を迎えたいまでも、その色は褪せることなく生きながらえている。
30年以上生産されているとはいえ、現代の走行事情や法規にあわせ、さまざまな箇所、装備においてアップデートがなされている。
今回の改良では、運転席と助手席に、追突などの影響で後方から一定以上の衝撃を受けるとヘッドレストが瞬時に前上方向へ移動し、乗員の頭部や頚部を保護する「NECK PROアクティブヘッドレスト」を全車に標準装備。また、G550 ロングのホイールデザインを一新した。
これらの改良をほどこしながら、いずれのモデルも価格は据え置き。
また、高性能モデルであるG55 AMG ロングには、内外装特別注文プログラム「デジーノ AMGプログラム」を用意している。好みにおうじ通常では設定していない7色の外装色、11色の内装色、さまざまな素材をもちいた5種類のインテリアトリムを自由に組み合わせ、特別な1台に仕上げることができるという。
精悍でシックな限定モデル
同時に発表されたのがG550ロング カーボン エディション。これは、通常AMGモデルにのみ用意されているデジーノ AMGプログラムのなかでも、とくに人気が高いという「デジーノ ミスティックホワイト2」を外装色に採用するとともに、ボディサイドにカーボンストリップライントリムを組み合わせることで、エクステリアに気品をあたえてくれるモデルだ。
内装にはセンターコンソールやステアリングなどに光沢加工をほどこしたカーボントリムとクロームをあしらい、精悍でシックなインテリアを演出。また、“G550 long Carbon Edition 1 of 30”の刻印入り、アルミニウム削り出しの専用シリアルプレートをシフトノブ前方に装着している。
こちらは、全国限定30台を1400万円で販売している。
Mercedes-Benz G 550 LONG|メルセデス・ベンツ G 550 ロング
ボディ|全長4,530×全幅1,810×全高1,970mm
ホイールベース|2,850mm
エンジン|5.5リッター DOHC V型8気筒
トランスミッション|電子制御7速AT
最大出力|387ps(285kW)/6,000rpm
最大トルク|530Nm(54.0kgm)/2,800-4,800rpm
車両重量|2,450kg
ステアリング|左
価格|1340万円
Mercedes-Benz G 55 AMG LONG|メルセデス・ベンツ G 550 AMG ロング
ボディ|全長4,530×全幅1,810×全高1,950mm
ホイールベース|2,850mm
エンジン|5.4リッター DOHC V型8気筒 スーパーチャージャー付
トランスミッション|電子制御5速AT
最大出力|507ps(373kW)/6,100rpm
最大トルク|700Nm(71.4kgm)/2,750-4,000rpm
車両重量|2,500kg
ステアリング|左
価格|1780万円
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