最新プラットフォームに省燃費性能を誇るエンジン

2013年9月のフランクフルトモーターショーでデビューした「308」および今年3月のジュネーブモーターショーで追加されたワゴンタイプ「308SW」が、11月より同時に日本に導入される。プジョーは、今後、モデルチェンジのたびに末尾の数字を上げることをやめると発表しており、おなじ「308」を名乗るものの現行モデルとはまったくことなる、フルモデルチェンジされた308、308SWとなる。

新型プジョー「308」は、全長4,253×全幅1,804×全高1,457mm（本国仕様）と、現行の第7世代「ゴルフ」とほぼおなじ体格をもつハッチバックモデル。「308SW」はハッチバックにたいし、ホイールベースでプラス110mm、全長を332mm伸長した4,585mmとし、全高も14mmあげ、荷室容量はVDA値で最小660リットルから最大で1,775リットルまで拡大可能とするワゴンタイプ。

308、308SWいずれもはプラットフォームに、PSAプジョー・シトロエンが開発した「EMP2（エフィシエント モジュラー プラットフォーム 2）」を採用。こちらもまもなく日本に上陸する、シトロエン「C4 ピカソ」「C4 グランピカソ」にも用いられている、PSAグループ最新のプラットフォームで、軽量化による燃料効率の向上がひとつの主眼である。実際、新型308では高張力鋼鈑やアルミなどの複合素材をもちいて、先代よりも70kgもの軽量化をはたしたという。

Peugeot 308

このエンジンはことし3月、市販の308でサーキットを走行し、途中給油せずに1,810kmの距離を平均57km/hで走りきったという記録をもつ。燃費になおすと、2.85 ℓ/100km、日本で一般的な表記にするとおよそ35.1km/ℓということになる。

日本でのJC08モード燃費は、申請中のため未定だが、参考までにフランス本国における同エンジンとトランスミッションの組み合わせの公表値は、ハッチバックで4.9ℓ/100km、単純換算でおよそ20.4km/ℓ、CO2排出量114g/kmという数値。0-100km/h加速は9.1秒、最高速度206km/hだ。

エンジンは1種類のみであるものの、11月5日の販売開始時点では、装備にあわせて308に3グレード、308SWに2グレードが設定される。消費税込みの価格は308が279-339万円、308SWは299-339万円とされた。

Peugeot 308｜プジョー 308

ボディサイズ｜全長 4,253 × 全幅 1,804 × 全高 1,457 mm

ホイールベース｜2,620 mm

トレッド 前/後｜1,559 / 1,553 mm

エンジン｜1,199 cc 直列3気筒 直噴 ターボ

ボア×ストローク｜75.0 × 90.5 mm

圧縮比｜10.5:1

最高出力｜96 kW（130 ps）/5,500 rpm

最大トルク｜230 Nm /1,750 rpm

トランスミッション｜6段AT

駆動方式｜FF

ブレーキ 前/後｜ベンチレーテッドディスク ／ ディスク

サスペンション 前/後｜マクファーソンストラット ／ トーションビーム

タイヤ｜（プレミアム）（アリュール）205/55R16　　（シエロ）225/45R17

最小回転半径｜5.2 メートル

燃費（EU）｜4.9ℓ/100km（およそ20.4km/ℓ）

ハンドル位置｜右

価格｜（プレミアム）279万円　　（アリュール）304万円　　（シエロ）339万円

※価格以外は欧州モデルによる参考値

Peugeot 308SW｜プジョー 308SW

ボディサイズ｜全長 4,585 × 全幅 1,804 × 全高 1,471 mm

ホイールベース｜2,730 mm

トレッド 前/後｜1,551 / 1,546 mm

エンジン｜1,199 cc 直列3気筒 直噴 ターボ

ボア×ストローク｜75.0 × 90.5 mm

圧縮比｜10.5:1

最高出力｜96 kW（130 ps）/5,500 rpm

最大トルク｜230 Nm /1,750 rpm

トランスミッション｜6段AT

駆動方式｜FF

ブレーキ 前/後｜ベンチレーテッドディスク ／ ディスク

サスペンション 前/後｜マクファーソンストラット ／ トーションビーム

タイヤ｜205/55R16

最小回転半径｜5.4 メートル

燃費（EU）｜5.2ℓ/100km（およそ19.2km/ℓ）

ハンドル位置｜右

価格｜（プレミアム）299万円　　（シエロ）339万円

※価格以外は欧州モデルによる参考値

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