これで最後の「SLS AMG ファイナルエディション」|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz SLS AMG GT FINAL EDITION
メルセデス・ベンツ SLS AMG ファイナルエディション
これで最後の「SLS AMG ファイナルエディション」
「SLS AMG」の最終モデルとなる「SLS AMG ファイナルエディション」が、11月22日から開催される東京モーターショーとLAオートショーでデビューを飾る。全世界350台の限定で販売される予定だ。
Text by AKIZUKI Shinichiro
東京とLAのダブルワールドプレミア
2009年のフランクフルトモーターショーでそのデビューを飾った「SLS AMG」。誕生から4年目の今年、ついに最終モデルとなる「SLS AMG ファイナルエディション」が登場する。
「SLS AMG」は、メルセデス・ベンツとマクラーレンが生み出した「SLR マクラーレン」につづく存在として、AMGが初めて独自開発をおこなったスーパースポーツ。ロングノーズとガルウイングをデザイン上の特徴とし、往年の名車「300 SL」を彷彿とさせるスタイルを持つ。
今回、ファイナルエディションのために用意された車両は、2012年のパリモーターショーで大幅なアップデートを受けた「SLS AMG GT」をベースとし、最高出力435kW(591ps)、最大トルク650Nm(66.3kgm)を叩き出す6,208ccのV型8気筒エンジンを搭載。それに「AMG スピードシフトDCT」とよばれる7段デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされ、0-100km/h加速は3.7秒、最高速度は320km/hと、AMGのトップレンジに相応しいスペックを有する。
エクステリアは、ボンネットやサイドミラーをカーボンファイバー製へと交換し、さらにウイングも装着。いっそうスパルタンなスタイリングを手にし、見た目の印象を大きく変えた。販売台数はクーペとロードスターをあわせて350台が販売予定とされ、東京モーターショーとLA オートショーの2会場で、実車が展示される予定だ。価格は未定。
なお、これまで「SLS AMG」を基に開発された車両には、オープン版の「SLS AMG ロードスター」のほか、EV仕様の「SLS AMG クーペ エレクトリック ドライブ」、2012年のパリモーターショーで大幅なアップデートを受けた「SLS AMG GT」、ハイパフォーマンスモデルの「SLS AMG ブラックシリーズ」、そしてFIA-GT3規定の競技車両「SLS AMG GT3」がある。