2040年以降を見据えたEVを発表|Jaguar
Jaugur Future Type|ジャガー フューチャー タイプ
2040年以降を見据えたコンセプトEV
ジャガー「フューチャー タイプ」を発表
ジャガーは、現地時間9月8日(金)にロンドンで開催された「Tech Fest」でコンセプトモデル「フューチャー タイプ コンセプト」を発表。未来のモビリティの姿を提示した。
Text by YANAKA Tomomi
車体をシェアし、AIを搭載したステアリングのみを所有する時代
ジャガーが考える2040年以降を見据えたビジョンが「フューチャー タイプ」という名のコンセプトモデルで発表された。
フューチャー タイプはフル充電された状態のEVをオンデマンドで呼び出すことができる完全自動運転車のコンセプトモデル。ジャガーでは、将来クルマは所有するのではなく、シェアが主流となると予想。そのため「フューチャー タイプ」はステアリングホイールのみを所有し、車体自体はシェアすることも可能という。
ポイントとなるのが、コネクテッド技術を搭載したインテリジェントステアリングホイール「Sayer」だ。Sayerは音声で作動する人工知能(AI)を備えており、ステアリングとしての機能はもちろんのこと、ニュースの提供や旅の計画などもアシスト。さらに、冷蔵庫の中身を把握して、食材の購入やピザの注文なども担うという。
このほかにも、自宅から2時間ほど離れた場所で翌日朝8時から会議がある場合、リビングでくつろぎながらSayerに指示するだけで、出発時間に家から出ればクルマが自動的に自宅前に到着。さらにもっとも効率の良いルートで目的にまで到着できるという。もちろん自分で運転を楽しみたいときは、自動運転ではなく、アシスト運転の選択肢も用意される。
シートは2+1のセミタンデム型シートを採用。自動運転の場合は、対面型のソーシャルシートとなり、顔を見合わせながらの移動中のコミュニケーションも可能となる。
ジャガーのデザインディレクター、イアン・カラム氏は「フューチャー タイプは、デジタル化と自動運転化が進行する時代に、プレミアム自動車ブランドとして今後も魅力的な存在であり続けるための当社のビジョンの一例」とコメントした。
ジャガーコール
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